2010-12-04

あたらしいもの

「新○○」「いままでにない○○」とか、”新しい”という言葉にはいつでもポジティブな響きがありますよね。

人類の進化(進歩?)は、道具の進化なわけですが、人々が「もっと良い生活」を求め、デザイナーがその時代時代の「新しいもの」を生み出し、その蓄積の上に今があるわけです。

こんなに新しい道具ばかり欲しがる動物ってのは珍しい、というか他に存在しませんよね多分。

もうそれこそ遺伝子に書き込まれたことなんでしょうね。この新しいものを求める欲求ってのは。

しかし、単に新しければ良い、本能のままにやれば良いかというとそうでもなく、やはりあれこれ調べたり、試行錯誤したりするのがデザイナーの日常なわけですが、

単に言葉づらの「新しい」ということだけにとらわれちゃうと、それはそれで罠にはまっちゃう気もするんですよね。

「世の中に無いものを作ろう」という気持ちはとても素晴らしいけれど、世の中にいままで無かった、ということは「必要ない」ということと背中合わせなわけで。

単なる、売れる為の刺激としての「新しい」だけを追うのではなく、それが「人類を進化させる価値がある新しさかどうか」てところを考えてモノを作る。それこそがデザイナーの正義だと僕は思います。

2010-11-16

やってきました

井の頭池に、今年も「キンクロハジロ」「オナガガモ」「ハシビロガモ」「オオバン」なんかがやってきています。あ、オシドリも。

夏の間は我が物顔で池を闊歩(?)しているカルガモは、こいつらの勢いにおされてか、冬の間は神田川のほうに追いやられちゃうんですよね。

井の頭に引っ越してきて1年ちょい。
ここの「いつも」が、だんだん分かってきました。

2010-11-07

アートそしてデザイン

「デザインとは何ぞや?」ということに対しては、
かなり明確に答えられる自信があります。

でも、こと「アートとは?」という質問に対しては、
なんだかまだ曖昧な答えしか自分の中にないのがもどかしい。

先日のデザイナーズウィークでは、デザインとともに
アートの展示もされていたりして、
それで余計に、自分のなかの答えが複雑になりそうだったんですが、

そこで妻がこんなことを言っていました
「この(アートの)展示を見て、なんかもやもやがすっきりした部分がある」

なるほど。
デザインも「もやもやの先」を提示するものです。
つまり、まだ見ぬ未来を形にすること。
(もちろん現実的には「売れるもの」に落とし込んでいくのもまたデザインですが。)

ともかく、人が、何かわからないけどもやもやしていること、
その向こうに手を突っ込んで、引っ張り出してきて
「これかい?」
と示すこと。
そういうことに関しては、デザインとアートは共通の性格があるのは
間違いなさそうですね。

だからといって「デザインとアートは同じだ」と言うつもりはないのですが、
1つ、考えのよりどころができた気がしました。

2010-10-29

好きなことをやる

「好きなことをやって生きてるなんて、素敵ですね」とお褒めのことばをいただくことがたまにあります。

もちろん、うれしいお言葉ではあるんですが、
ちょっとその言葉にいつも違和感を感じるんです。

多分「好きなこと」という部分が、いろんな意味に解釈できるからなんだと思うんですよね。

好きなこと、というのを
「好き勝手なこと」と解釈することもできるし、
「自分の正義を貫く事」という解釈もできる。

で、多くの人が思い浮かべるのは、前者のほうだと思うんですが、
実は僕が今のかたちでビジネスをしているのは、後者の理由からなんです。

そもそも、(多少の誤解を恐れずにいうと)僕が好きなのは、絵を書く事や、立体物を作ることや、キャラクターの設定を考える事ではなく、「自分がこれ、と信じる未来を形にし、それを手にとってくれたお客さんが喜んでくれ、さらにその積み重ねで世の中が変わって行く事」が好きなんです。

綺麗ごとに聞こえるフレーズだし、僕も若い頃はほんとにエゴ丸出しだったんですが、今は本気でこの事が好きでやってるんですよね。

こうやって説明するとすごくめんどくさくなっちゃうんですけど、「好きなこと」と同じくらいの短さでこの気持ちを表す言葉があれば良いんですけどねえ…

2010-10-12

やすみかた

今年の夏くらいからでしょうか。
独立して一年たち、おかげさまで忙しくなってまいりました。

忙しい、というのはつまり休みがない、土日も仕事だということで、最近の私も他の個人デザイナーの例に漏れず365日体制で仕事をさせてもらっています。

最初の頃は「ああ、次に日曜日に休めるのはいつだろう…?」なんて思っていましたが、最近はわざわざ日曜に休む必要性も感じなくなってきました。

そもそも人と違うことをやろうとしているわけですから、人と同じタイミングで休みを取らなくてもいいんですよね。

そう悟ってから、なんだか楽になってきました。
ジョギングで、自分なりの呼吸法が見つかった瞬間とでもいいますか…

つまり、毎日でも仕事はすると。
でも、毎日のなかで抜くところは抜く。

例えば睡眠不足はいろいろなものの敵ですから、睡眠時間はちゃんととるとか。
小さいお祝いごとをみつけては夜飲みにいくとか。笑

全体的なペースは速く。でも楽しく。
ということで、来年にむけてそろそろ創作意欲がむくむく…
ご期待ください。

2010-10-02

台湾に行ってきました

twelvetoneの仕事もだんだん国際的になってきまして、
先日台湾に行って来ました。

初めての台湾で、行ったのは台中だったんですが、
意外なほど日本ぽくてびっくりしました。

もちろん細かいところを見れば、きたない建物もあるし、道も悪いし、というところはあるんですが、でもそれが逆に「これからどんどん良くなる」という伸びしろのようにも思えるんです。

しかも日本よりも小さく、国内市場が小さいからか、向こうの企業の人は、初めから世界にモノを売ろうという気にあふれている。

発展し尽くして伸び悩んでいる日本より、商売をやる身としては非常に魅力的に感じてしまいますし、なんか、焦りを感じましたね。

ホント、これから日本がするべきことは何なのか、そこで僕がやるべきことはなんなのか、考えさせられました。





2010-09-21

アトレ吉祥寺グランドオープン

アトレ吉祥寺が、ようやくグランドオープンですね。

思ったより早かったのか、僕が夏忙しくしすぎてただけなのか、ともかくロンロン時代よく利用していたので、オープンしてなにより。

いやーすごく良くなりましたねー。
2Fは早くからオープンしていて、いつも活況な感じでしたが、今回オープンの1Fも、いいじゃないですかー。通り抜けるだけでわくわくしちゃいますね。

ディーンアンドデルーカも入ってるし!
今回からアイスもやらはるそうで、ここでアイス買ってね、公園行きましょうよ。(ちょっと距離あるか?)いやーわくわく。

お店がロンロン時代からごっそり入れ替わるのかな?と思いきや、ちゃんと残っていてほしいお店が残ってて良かった。鶏肉やさんとかね。「あべどり」すごく美味しいんですから。

2階の活況といい、今回のオープンでのこの人出といい、なんなんでしょうね、ここの魅力は。駅ビルだということを差し引いても、やっぱいろんな人が「惹かれて」ここに集まってる気がするんですよねー。だれか頭のいい人が考えてるんでしょうね。

僕も掴みたいな〜

2010-09-19

今年の冬は

おふとんが気持ち良い季節になってきましたね。

僕は新作やら何やらで、夏の間ほとんど引きこもっていたので、
あんまり感じていなかったんですが、
今年は暑い夏だったそうで。

「地球温暖化」という視点から言えば、
今年の冬は暖かいんじゃないか、と思っちゃうんですが、
実は逆で、今年の冬はものすごく寒いんじゃないか、という気がしています。

気候のバランスが崩れてきている、というようなことは、
止まっていた振り子が、動いてしまったということなんじゃないでしょうか。

だから、次に安定するまでの期間は、
プラスになった分はマイナスも同じ分だけ動く、という、
振り子のような動きを繰り返し、時間をかけて安定していくんじゃないかなあ。

ということで、1つ予言。
「今年の冬は、まれに見る『寒い冬』である」

秋らしくなってきました。
*本文とは関係ありません

2010-09-11

ギフトショー終了

7日から10日までのギフトショー、無事終了しました。
ブースに来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。

いやーしかし、展示会というのは
見るのも出すのもテンション上がりますね。

これだけの人が、日々うんうん言いながら
良い物を、もっと良い物を!とモノを作っている。
いやーすごいなあ・・!
いやいや負けてられません。

そうそう。新作Monster Cubeもとても良い反響をいただきまして、
今後が楽しみです!

さあ、生産だ!


2010-09-05

もうすぐギフトショー

もうすぐギフトショーですね。

9/7〜10、東京ビッグサイトで、
今回初めて僕も出品します。

新作、「Monster Cube」ももちろんお目見え!
場所は西3ホール(と、西4の間の角のところ)
「アクティブクリエーターズ」コーナーの#4514。

「cocoo & twelvetone」として出品します。
どうぞ宜しくお願いいたします!

2010-08-29

できました

ギフトショー目前ですが、
できました新作。もんのすごくカワイイのが。

ちょっとまだお見せ出来ないですが、
9月には発表します。

最近いろいろと忙しすぎて、この新作ができるかどうか不安だったんですが、
時間が出来た4日ほどで、なんとか仕上がりました。
いやー良かった!

そうそう、
この「4日」てのをあまり誤解してほしくないんですが・・

よく、
「デザインって、ちゃちゃっと出来るんでしょ」とか
「そんなサラサラっと書いたもんがお金になって良いですね」とか
言われちゃうわけなんですよデザイナーってのは。

でもね、この4日の間のことだけ言っても、
どんな状態で過ごしているか。
ソファでのんびり過ごしてるわけじゃありませんよ。

夜も寝ず、ご飯も流し込むようにして食べ、
そうして過ごした4日。
もうね、「鬼のような形相で」とんでもなくかわいいものを作っているんです。笑

まあ、それは良いとしても、
この最後の詰めというのは、サッカーのシュートの様なもの。

それまでの企画、コンセプト詰め、試作もろもろ。
それらはホント半年以上かかってたりするんですよ。

それらの努力の積み上げで打った「シュート」が「ゴール」できるか!?
それはまた別のお話。

でも多分、これは・・良いと思うんだけど・・!

ご期待下さい。

2010-08-15

気づけば

気づけば前回のポストから結構日にちが。
いや忙しい日々をすごしておりました。
ようやく気持ちに落ち着きが持てた感じです。

今忙しくしている仕事が花開くのは・・来年春ごろでしょうか。
自信があるものが出来てきたので、また時期がきたらご紹介しますね。

そうそう、9月のギフトショーにも出品します。
こちらも詳細は追ってお知らせ。

ということで内容のないポストですが、
とりあえず。

井の頭池で以前目撃したナマズ。本文とは関係ありません。

2010-07-24

おもちゃ市場

先日、東京おもちゃショーに行ってきました。

今に始まったことではありませんが、
日本のおもちゃ市場って、なんだか変な感じだなあと
あらためて感じました。

子供が少なくなり、おもちゃメーカーは
おもちゃのサイクルを早くすることに躍起になっている気がします。

「長く使えるおもちゃ」というのは、聞こえは良いですが、
メーカーにとっては実は命取り。
そういうものを自分のところで作って売る、というのは
自分の首を絞めることになってしまうわけです。

そこで、むしろ刺激は強いがすぐ飽きることが要求されます。
テレビと連動して、前のものを古く思わせる。また買わせる。

そうしてできたおもちゃ達は、全部とはいいませんが、「学び」があるおもちゃとはとても言えないものが多いように思います。

「科学と学習」みたいなものが熱かったぼくらの子供時代とは
なんだかとても違います。

今市場に溢れるおもちゃ達で育った子供たちは、将来どんなことになるんでしょうかね。

ちなみに、現在海外では「科学おもちゃ」がブームのようですよ。
「遅れてるねー海外は。日本では20年前に終わったよ」で話を終わらせるのは簡単ですが、これをどうチャンスに変えていくか、という視点が大事ですな。

2010-07-13

政治と気分

参議院選挙が終わりましたね。

世間ではしきりに「与党過半数割れ!」だの「またねじれた!」だのと報道され、選挙前には「与党が過半数をとれるかどうかが争点」なんて煽っていましたが、

実はそんなことは政党が気にすれば良いことで、僕らが気にするべきなのは「で、生活がそれでどう変わるのか」てことのはずです。

そういう「コンセプト」が不透明な政党も悪いんでしょうが、ぼくらもあまりに「他人事」として、遊びのように、面白おかしく選挙を見るくせがついてしまっているような気がしてなりません。

そういううわべだけの気分、政党の視点で見てしまう(でも自分はまったく傷つかない)おもしろおかしさ。

そういう「気分」は、テレビなんかの影響で簡単に操作出来てしまう気がします。
だからこそ、政治家が発言に気を使う。揚げ足をとる。踏み込んだことは言わない。
で、めぐりめぐって、国民に政治のコンセプトが全く伝わらない。

なんだか、こんなことで良いんでしょうかね。

2010-07-03

変な梅雨

去年まで住んでいた京都はもう湿度も気温も相当なもの、という噂ですが、引っ越してきた東京は京都より緯度がちょと高いからか、盆地でないからか、ちょっとましなんですよね。

特にいま、夕方に雨がふりだして朝には止むという、およそ梅雨らしくはないが、庭で育成中の植物にとってはすこぶる都合の良い気候が続いていますが、いまこの気候の朝方が気持ち良くて仕方がない。

梅雨ってのは、大体こんな感じでお願いできませんかね。

しかし、紫陽花の花が今年は少ない気がしてるんですが、これって僕の周りだけでしょうか?この「変な感じの梅雨」が原因だったりして?



2010-06-28

人んちの市場

芸術というのはどうも、見ればみるほど分からなくなっていきますな。

値段(しかも高い)がついている立派な「商品」でありながら、
それが何なのか全然わからないってのは、
いったいなんなんでしょうか。

もちろん、そんなに簡単に答えが出てしまっても、それはやはり芸術とはいえないんでしょうね。

見た瞬間に用途目的がぱっとわかるようなモノ。たとえば生活用品なんかは、それはもしかすると「芸術的」かもしれないが、決して「芸術作品」ではない。少なくともそのつもりで作ってはいない。

じゃあ、そのつもりで作っている芸術作品というのは、どこに価値があってあの値段がついているのか?

値段がついているということは、もちろん売るつもりなのは間違いないわけですよね。でもなんとも形容し難い作品に、その「商品説明」があるわけでもなく、で、詩的なタイトルと共にしれっと「¥300,000」とか書いてあるんですよ。

こ、これでこれって売れるんですか?

まあ、僕らはそもそも買う気もなく行っていますし、ギャラリーの方もターゲットとして見てないのかもしれませんが。

ともかく、だれもいないギャラリーで作品をじっと見てても、何もわかりません。
でも、例えば友だちがやってる展覧会なんかで、なんでその作品を作ったか、という話を聞くと、ものすごく面白かったりします。

僕らモノをつくるデザイナーは、誰も説明してくれるひとがいなくても良いように、パッケージに工夫をこらし、ポップをたて、なんとか心にとめてもらう努力をします。

芸術にも、なんかそういう糸口が必要だと思うんですけどねえ。
それが簡単にみつからないから価値があるのであって、僕がそれを見つけられていないだけだとしたら、もうグウの音も出ませんが・・

なんとなく「人んちの市場」が気になる昨今です。

2010-06-22

新しく作るということ




仕事をしながら、FMをよく聴いてるんですが、
なんだか最近は空前のカバーブームですな。

「良いものは、ずっと良い」
モノだけでなく、歌にもそれは当てはまるはずで、それはそれですごく良いことだとは思うのですが、「新しいモノを作る」ことを生業にしている身としては、なかなかこう、手放しで喜ぶことも出来ないところ。

というのも、音楽のように「カバー」という形ではありませんが、デザイン世界でも近年そういう動き、つまり「新しいモノを作らない」「新しい素材を使わない」という動きが活発になっています。

ナガオカケンメイさんの「D&Department」しかり、新しいかたちのユーズドショップ「pass the baton」しかり。

見渡してみれば、たしかにモノはあふれにあふれ、われわれデザイナーにとって一番恐ろしい「新しいモノなんていらないんじゃないか?」なんてことをも思わせる、現代日本。

新しいモノを作るのでなく、今あるモノをどう「編集」するか。モノを提供する側の軸が、明らかにそちらにシフトしてきています。

そんな中、われわれはどうしていったら良いのか。

ひとつは、「編集者」として生まれ変わること。
もうひとつ、不器用にモノを作ることしか出来ない私の場合はこちらですが、「世界に市場を求める」こと。

情報網、交通網の発達で、今や世界は小さくなりました。
日本というひとつの国も、世界規模でみたらいち地方のようなもの。

だったら小さい小さい地方の中だけで経済を回してるだけじゃなくて、その地方の特産物をどんどん「町」に売りにいかないと!

特に日本の特産品である「カワイイ」ものなんてのは、僕の得意分野ですからね〜!

ということで、
うーん。とりあえず英語ですな…




2010-06-21

久しぶりに





久しぶりのブログです。
ここ最近猛烈に忙しくしてたんですが、
おかげで良いものが出来ましたよ!
今回のものはですね、9月くらいに期待してください。

さて、今日は久し振りに本気で休みをとりまして、
美術館に行ったり、ハンズにいったり、お茶したり。

普段も素材を買いにハンズには行きますが、
お休みモードだとまたこれ、全然違いますな。
落ち着いた気持ちでいろいろまたアイデアの種を吸収してきました。

6月の展示会が終わってまだ間もないですが、
じわじわと次が始まっております。

2010-06-10

不自然の魅力


井の頭池では一応「えさをやらないで」ということになっているんですが、まあ、えさをあげちゃう人もいるんでしょう。
カモやコイたちもそれに慣れてて、人が水辺に近づくと
えさをくれくれと寄ってきます。

カモはまだしもなんですが、
驚いたことに、あのカイツブリまでも寄ってくる!
え…と、君は水に潜って魚を食べるんでしょ?
その代わりにポップコーンで良いわけ??

何でそんなに人間の食べものってのは魅力的なんでしょうか?

そこで至った一つの答え。
人間も含め、動物は「不自然なもの」が実は大好きなんじゃないだろうか?

そして人間の特徴を一つ挙げるとすれば、それは「不自然な物を作り出すことに長けている」ということなんじゃないだろうか。

ポップコーンで言えば、コーンにバターがからんで、さらに塩までかかっている、野と山と海の共演。通常動物たちが出会うことのない「大きな不自然」が、あのひとつぶに詰まっている。

野生で生活していたら絶対に出会えないものに出会う。人間はもう慣れてしまっているけど、それは他の動物たちにとってはとんでもないファンタジーで、極上のエンターテインメントなのかもしれない。

栽培をする、火を使う、機械を使う、見回してみれば人間の営みは「不自然」の集合体。人間がささいなことだと思っていることでも、実はすごく贅沢をしながら生きているのかもしれませんね。

2010-06-06

すごいアプリ。Sketch Book Pro

iPadを手に入れてから10日くらいになりますか。
買った初期のテンションでの高さから、それはもういじりまくってるわけなんですが、まあ、そんな中には、Macでやりゃあええ仕事をわざわざiPadでやったり、なんてのも含まれます。

テンション高い割にはまだiPadで本を読むことには腰が引けているんですが、とりあえず最近、自分にとって最高のアプリを手に入れました。
それはAutodeskの「Sketch Book Pro

これは絵を描くアプリでして、パソコン版もあります。
でも何が違うって、iPad版では「手で描く」てところがスゴイ。
画面をなぞると、そこに線が引かれる。
グジュグジュと手を動かすと、そのようになる。
いろんなペン先があって、ザバーっとかいたり、ペシペシとインクを飛ばすように描いたり、それが全て指先で、画面に直接描かれるわけです。

タッチパネルなんだから当たり前だろ、という話なんですが、
これがホント気持ち良い。
パステル画を描くような感じですかね。なんか筆よりもっと画面に近いあの感じ。

僕は絵を描くのは大好きなんですが、反面手が汚れるのが非常に嫌いなんです。なので、その天秤にかけて結局都度「描かない」を選択してきたんですが、このアプリでそれが完全に解放されてしまいました。

これを手に入れてからもう、こればっかりいじっています。いやたまりません。あ、もちろん仕事にも使いますよ。笑

iPadは「仕組み」なので、結局はアプリがその良さを決めていくんだと思いますが、僕にとってはもうこれですね。

「描くのは好きだが手が汚れるのは嫌い」という人がどれくらいいるかはわかりませんが…。ともかく、そういう人にはぜったいにお勧めです。

いやーiPad最高。














2010-05-31

特別講義




先日、デザインの「特別講義」ということで、
宮城大学さんにおじゃましてきました。

既に社会に出て活躍しているデザイナーの生の声を聞いてもらおう、という企画だったのですが、いやー楽しませていただきました。

会社でのプレゼンとはちがって、100%聞く姿勢というか、吸い込まれていく感じが僕にとってはとても新しかったです。

確かに学生さんたちにとっては社会は未知の世界。
僕ら既に社会に出ている人間にとっては当たり前のことも、非常に興味深く受け取ってくださいます。

逆に、僕が軽く発した言葉でさえも、僕が思った以上に重く受け入れられてしまうかもしれない、その責任感も感じつつ、僕が今まで積み上げてきたこと、僕なりのデザイン観をお話させていただきました。

これにあたって自分の中のいろんな言葉を整理し直したのですが、それがすごい収穫になりましたねえ。

学生さんたちも素晴らしかった。
ああいう学生さんたちだったら教えがいがあるなあ。
僕が学生の時はあんなに真摯に取り組んでいただろうか…?
いろいろ過去を反省する機会でもありました。笑

いやーありがとうございました!







2010-05-30

iPad

昨日、iPadを手に入れました。
いい感じですね〜!

iPhoneが出たときのような、脳みそを揺さぶられるような衝撃はもちろんありませんが、これをつかうシチュエーションというのは、僕にとっては非常に多くなりそうな気がしてます。

例えば、もともと居間で何か思いついたときにちょっと調べ物をするとか、そういう時にiPhoneを使ってたんですが、完全にその代わりになりそうです。あとベッドに持って行ったりとかね。さすがにノートパソコンは寝転びながら使えませんからね。

機能的にノートパソコンと何が違うの?iPod touchと何が違うの?という声も聞こえそうなんですが、ノートパソコンでは入り込めないところに入り込めるし、iPhoneでは約不足だった仕事もできるし、何か「ここにもコンピュータがあったらなあ…」というシチュエーションに、スポッとはまりそうな気がします。

それあ、いろいろつかっているうちに「?」なところも沢山あるんですよ。でも、第一世代のiPhoneがそうだったように、iPadもこれが第一世代。これからいろいろ良くなって行くんでしょうな。ま、重さはなんともなりませんが。笑

ともかく、今もiPadで更新してますが、今目の前にあるものは確実に未来。コンピュータがこんなふうに手の中にあるなんて!いろいろ至らない部分をどうこう言うより、とりあえずこの未来に触れて、そこから先を考えてみる。それが大事なんだと思います。

少なくとも、これが家にあるようになったことで、僕の生活はすごく変わっていくんだろうな。



2010-05-18

普遍的な美とは?

「あんた、こういう絵ってわかるの?」
先日母親に質問されて、はっとしたんです。

「絵が分かる」って、なんなんだろうか?
分かる分からないっていうのは、どういうことなんだろう。

一部の人しか「分からない」ようなもの。
それは「美」としてどうなんだろう?
「美」というものはやはり普遍的なもので、みんなが分かる分からない以前に「感じる」何かなんじゃないか?

いや、そもそも「普遍的な美」というのは、世の中にあるんだろうか。

空の青さ、花の美しさ。
うむ。換金出来ないような自然界の現象にはありそうな気がする。

では、美術やデザインの世界ではどうなんだろう?
価値ある(=値段が高い)とされる絵画は、普遍的な美を混沌の中から引っ張り出して形にしたからこそ、その価値を認められている・・のだろうか?

「普遍的な美である」ということは、どの時代、その場所の人でも、その美しさを認めることができるということ。
今現在価値のある絵が、「普遍的な美」を持っているのだとすれば、じゃあゴッホの絵は、ゴッホが死ぬ前にも高値が付いてしかるべきだ。

つまり、美術についている価値というのは「共通認識」であって、「普遍的な美」ではない。
共通認識、つまり「その絵を欲しいと思う気持ち」が集まれば集まるほど価値は上がるが、それはあるコミュニティの中での話であって、そこに属していなければ関係ない話であり、その絵に価値を見いだせない自分を恥じることでもなんでもない。

どうも美術というと、高尚な感覚でもって分かったり分からなかったりするものであり、それが分かる人は凄くて、分からない人は恥じたりすねたり、そういうものだと思われがちなんですが(「この美しさがわからないとは!」なんて言われると、自分がすごくだめな存在に思えてくるものですよね・・)

もんのすごく乱暴な解釈をすれば、「ギターが趣味です」とか「巨人ファンです」とか「Appleが好きです」とか、そういったこととほとんど変わらない・・のかも、しれないですね。

2010-05-12

田舎補給

ちょっと前のことですが、
我が生まれ故郷群馬に、家族と行ってきました。

ふだん目にしないような自然、軽やかな空気。
たまにこんな「田舎補給」も良いもんですな。




いろいろ面白いし食べ物も美味しいんですが、1つ注文をつけるとすれば、それぞれのアトラクション(?)が、もうすこし整然と並んでくれていたら・・笑
例えば中山道沿いに全部並んでるとかね。
この良さを、なんとか「産業」にできないものか・・というのは余計なお世話でしょうか。

なんてことしたら、それはそれで今度は風情が無くなっちゃうんでしょうけどね。

2010-04-28

不況は変化のサインなのかも


「長びく不況」という言葉をよく耳にします。

なんかこの言葉って、「長いけど、いつか終わる」っていうニュアンスが含まれている感じなんだけど、前にも書いたように、これがもし「終わらない」んだったら、どうしたら良いんだろう?

最近考えていて思ったんですが、不況ってのは「今まで通りのやり方が通用しなくなってきた」ということじゃないでしょうか。雨が降って止む、みたいな一瞬の波よりももっと、環境そのものの変化と言えるんじゃないでしょうか。

例えば、アイスクリーム売りの人がいます。
その人はもう代々その場所でアイスクリームを売っている。
でも何らかの要因で、だんだんその地域が寒くなってきた。
最初は「今年は寒いなあ」なんて言ってたけど、
何年も何年も寒いままで、さながら氷河期のよう。
もちろん、アイスクリームは全く売れません。
アイスクリーム屋さんにとっては正に「不況」
このままアイスクリーム売りを続けていたら死んでしまう。
どうしよう・・!!
「暖かい地域に移動しようか?」それとも
「おでん屋さんに商売替えしようか・・?」

不況を「乗り切る」ってのは、
なんだかそういうことのような気がするんです。
環境に合わせて、自分自身が変化すること。

だれでも、大きな変化なんてしたくなくて、
「今」に安住したいんだけど、でもそうも言っていられない時もある。
それがこの不況だ不況だと言われる時代なんじゃないでしょうか。

ちなみに最近「最近社内がどんどん変わっていって」とか「組織改編が」とか良く聞きますが、もしかするとそういうのは会社が変化しようとしているということで、
「変化によって居心地が悪い」という今は、不況を乗り切れた後の幸せにつながっているのかも、しれませんね。

2010-04-27

久しぶりに

先日の土日に友人の結婚式があり、京都に行って来ました。

それをきっかけにまた別の友人と飲んだりとかとか、
久しぶりの空気を思い切り堪能した週末でした。

大人になってからの友達付き合いって、いいですよね。
お互い「イイトシ」で、それぞれみんなもう「何者か」なわけで。
もう、それぞれの身の回りで起こっていることは、
それぞれ1冊の本にできそうなことばかりなわけじゃないですか。

面白いなあ。
大切にしないといけませんね友達は。

2010-04-18

鉄鍋ピッツァ

いつもピザは生地から作るんですが、
その新しい焼き方を発見しました!
鉄鍋ピザ!

いわゆる普通の、スキヤキ用の鉄鍋です。
フタがあるのが便利で、最近はお好み焼きや焼肉なんかでも
密かに活躍の鉄鍋なんですが、
何を焼いても結構火の通りが良いので、もしかすると・・
ということで実験したところ、すごく上手くいきました。

まず、生地はご自分で好きなようにこねてください。
(僕の場合は、強力粉と薄力粉半々+イースト、砂糖、塩適量)

火はごく弱火で、ずっとかけっぱなし。

1)生地を鍋に乗せる(トッピングしてから移さなくてもOK)
2)トッピングを乗せる
3)フタをして、しばらく待つ。で、出来上がり!

いままではオーブンと食卓を行ったり来たりだったんですが、
これだと卓上コンロで、目の前でピザができちゃいます。

鉄鍋をお持ちの方は、ぜひお試しを!

2010-04-17

誰?タマゴ生んだの!

今日事務所の水槽に、
こんなものが。
これ・・卵ですよね?

え、と・・誰??タマゴ生んだの?

ウチの水槽のメンバーは以下の通り。

ちっちゃい、ハニードワーフグラミー。


同じハニードワーフグラミーのつもりで飼ってたら、どんどん巨大化して、トラ模様まで浮き出てきた、謎の魚・・
(店員さんに聞いたら『雑種かも』とのこと。そうなの?)



そして、アルビノと青のコリドラス1匹ずつ。

だ、誰なんだろうタマゴ生んだのは・・?
ともかく、ちょっと見守ってみます。

2010-04-16

井の頭動物図鑑(5)キンクロハジロ

この白黒のカモのような鳥は「キンクロハジロ」と言います。

なんと驚いたことに、このカモのような恰好をして、水に潜ります!!
あんまり頻繁にではないですけどね。

ふっくらした体型なんで、なかなか難しそうなイメージですけど。

この鳥も、寒くなってから見かけるようになったんですが、夏になったらまたどこかに行っちゃうんでしょうか?

2010-04-13

スワンの道



一週間くらい前の写真。
桜の花びらに一面覆われた水面を進むスワン。

池にボートってのはつきものですが、なんというかそれ以上に「風流」さを感じるのは僕だけじゃないんじゃないかと。

いやーここ2週間ほど、井の頭公園ではお花見の人たちも大盛り上がりでした。
やっぱり桜は、この一瞬!に最高にきれいなところがいいですよね。潔さというか。

今は見る影もない感じですが・・
今日はこんな感じでした。
さすが、潔し。

2010-04-09

もみじの花

この時期、もみじの若葉も生えてきて、これがまたきれいなんですが、
よく見ると何か赤いものが・・?

なんとこれ、花なんです。

もみじって若々しい緑と、紅葉した赤と、要するに葉っぱのイメージしかなくて、「あれ?花は…?」なんて思っていたんですが、今だったんですね。

年をかさねるにつれ驚きも発見も増えていく。何なんでしょこれ。楽しいですな♪

2010-04-08

男子のうた

事務所ではラジオを流しながら仕事してるんですが、そうすると、自分の趣味で買いあつめる以外の音楽が沢山聞こえてきます。

自分では買わないJ-POPなんかもガンガンヘビーローテーション。

最近思うのは、「弱さを見せる男子の歌」が増えたなあと。

昔は「俺が守ってやるぜ」とか「ついて来いよ」とかね、
男子の歌ってのはそういうもんだったと記憶してるんですが、

今じゃあ男子が女子を呼ぶ場合も
「おまえ」じゃなく「あなた」だったりとかね。

「あなたを想うと胸が痛いよ」なんてね、
字面だけみたら女子の歌なんですが、男子なんです。

それが悪いとか良いとかじゃなくて、
時代は移り変わるもので、歌ってのはその世相を反映するもんなんだろうな。

草食男子なんて言葉もあるように、格差どころかもはや逆転しているポイントもあるような昨今、「男子が女子を守らなきゃ」というプレッシャーから男子が解放された、とも言えるのかもしれませんね。

宇宙人はいるか その2

以前「宇宙人はいるか」という記事を書いたんですが、
ちょっと新しい意見を持ちました。
(参考:こちらのブログの、ウィクラマシン教授の話から。ただし教授の話とはちょっと途中から意見が分かれますが


僕らのような生命が生まれるチャンスは、トンでもなく低い確率で、僕らは宇宙でたった1つの生命なんじゃないだろうか。つまり、地球外で別途、独自に発生した別の生命というのはいないんじゃないか?という考えはそのままなんですが、


ただこれは「僕らの発生は地球上で起こった」というのが前提の話でもあります。が、実はそれって、断言できないんじゃないかと。


僕らは小さいころから、科学図鑑やらなにやらで『原始の地球の熱く煮えたぎったスープのなかで生命のもとが生まれ・・』というふうに教わってくるんですが、ここに、もっと考える余地があっても良いんじゃないかと思ってきました。


生命の発生は地球上でなく、宇宙の出来る過程で起こったのではないか?


これはかなり僕のなかで新しい考えです。


どうせ原初の生命と教わっているものも、煮えたぎったスープと、酸素も何も無い地獄みたいな地球上での話なんですから、宇宙空間だってもう、乱暴に言ってしまえば同じような感じでしょう。


ビッグバンというのがどういう状態だったのかはわかりませんが、ともかく宇宙がものすごいエネルギーでもって誕生した。そこではもう、天文学的以上の数字で、原子と原子の(あるいはもっと小さい物質同士の)衝突が起こっていたはずです。


利己的な遺伝子という本で、ドーキンス博士が「生命は雷、熱、光、あらゆる実験道具が揃った原初の地球で、原子のあらゆる組合わせを試した結果生まれただけで、決して奇跡なんかではない」というようなことを書かれてましたが、それを宇宙にまで考えを広げれば、その「実験」に費やす時間ももっともっと取れるわけです。


そればかりか、その実験はまだ惑星も誕生していない宇宙空間のちり同士で行われていて、その生命のもとは、その後あらゆる星の「成分」として含まれていった・・と考えれば、僕の以前の論であった悲観的な「宇宙人はいないんじゃないか?」説がころっと覆り、「あらゆる星に、生命誕生のチャンスがある」ということにもなります。


ただしチャンスはあっても、環境が揃わないといけません。植物のタネがある条件下でしか発芽しないように、僕らのようなタイプの生命を生んだ「タネ」は、僕らと同じような環境でしか「発芽」しないハズです。


ということはつまり、地球外に生命がいたとすれば、僕らと同じく空気を呼吸し、重力に縛り付けられている存在である可能性が高い。


とすれば、スタートレックのように、「ビミョーに体の一部が違うが、基本は同じ感じ」の異星人同士の交流というのもあり得るかもしれませんね。

2010-04-07

井の頭動物図鑑(4)

七井橋の手前で発見。
この猫、この姿勢で全然動きません。
手を近づけても、触っても、
ほとんどまばたきしかしません。

人間を見すぎて、慣れすぎてるんでしょうか。
井の頭のヌシ、という風格です。

2010-04-01

井の頭動物図鑑(3)

こちら、カイツブリちゃん。
めっちゃ小さくて丸くてカワイイ!
サイズが良いんですよね〜〜
顔はよく見るとちょっとイカツいんですがw

ちょこまかと潜っては小さい魚を捕まえて、浮かんできてから食べます。
潜ってもあまり遠くまではいかないので、「あ、潜った!」「おー魚くわえてる!」「また潜った!」「あ、今度はハズした」なんて、池のふちから観察できますよ。

写真のこのコは、なんかぴーぴー言いながら寄ってきたんですが、なんなんでしょう。カモたちに混じって、お菓子とかもらってるんでしょうか?魚のほうが豪華だと思いますがね〜。やっぱり油分は全動物にとって幸せのモトなんでしょうか。笑

一度で良いから、両手のひらの上に乗せてみたいです。

2010-03-30

井の頭動物図鑑(2)

前にも紹介したかもしれないんですが、
こちら、オナガガモ。

夏の間、井の頭池にいるのはほとんどカルガモなんですが、
冬になるとこのオナガガモがどこからかやってくるようです。

しかもカルガモより強いのか、池のほうはこいつらと、キンクロハジロ、ハシビロガモ、オオバンなど新顔が占領してしまって、カルガモは小川のほうに追いやられてしまっています。

さてこのオナガガモ、かなり人懐っこいのか気が強いのか、陸に上がって人間のところまで寄ってきます。(カルガモはあんまりそういうことはないかもしれませんね)

この写真もかなり寄りで撮らせてもらいました。笑

春になって見かけなくなっちゃったので、どこかに帰ったんでしょうかね。
また来年!

2010-03-29

2012みました

遅ればせながら映画「2012」をみました。

すごいですねこれぁ。
世界の破滅に、どうしようもなくどうにもならない感じと、
そこからほんの紙一重でなんとか行きのびる主人公たち。
DVDで見てても、手に汗にぎる感じでしたが、
映画館でみたらもっとすごかっただろうな〜

そういう映像部分に関してはもう言わずもがななんですが、
印象に残ったのは(ディテールは詳しく言いませんが)
「さすが中国!」というセリフ。
中国はアメリカにとって今そういう位置にいるんだなと。

この時代、日本は日本として何ができるんだろうか。
意外と、そんなことも考えさせられました。



2010-03-28

パンクな魚のアレ


こないだ食べたメバルから、
こんな骨が出てきました。
エラのところですね。

ファッションとして身につけることはあっても、こういう凶暴なアイテムが、間違っても僕ら自身の体から直接生えてくるということはないわけで。(思えば人間の体と言うのはなんてつるっとしているんでしょうか)

すごいぞメバル。

2010-03-27

井の頭動物図鑑(1)

公園の動物達から、近所の猫まで、
結構いろいろ動物を見かけるので、
気が向いたときにちょろちょろ紹介してみようかと。


今回は近所の猫。
僕らは「シオ」ちゃんと呼んでいますが、
ノラなのでいろいろな名前があるようです。
要するにみんな好き勝手な名前をつけてるんですね。

シオちゃんの他に、
タレちゃん、つくねちゃん、シイタケちゃんがいるんですが
なかなか見かけず、写真に撮れていないので、
そのコらはまたいつか。

このシオちゃん、
基本は触ろうとすると逃げるんですが、
お腹がすいていると(?)ものすごくいやいやながら、
ちょっとだけ触らせてくれます。

近所の人にたまに餌をもらっているからか、
「いやだけど媚を売った方が・・うう・・」という葛藤を
その態度から感じることができます。笑

寒い日はご覧のようにランプの上に。
ちょっとニヤけた顔の、カワイイヤツです。

2010-03-26

カルガモ出張中

昨日の写真ですが。
冬の間オナガガモの勢いにおされてか、井の頭池でなく神田川のほうにいたカルガモ達ですが、また池に戻ってきています。(オナガガモはどこぞに去ってしまったようで)

この写真のベンチは池から10mくらいの距離はあるんですが、2人連れ立って徒歩で出張してきてました。雨で落ちた何かの実をたべているのか?しばらく散策して、また徒歩で帰っていきました。

井の頭池には結構カルガモいるので、春に雛が見れたらステキだな〜なんて期待しています。

***

2日間雨が降り続いて寒かったのもあるんでしょうが、桜の開花が全然進んでません。そういえば毎年「今週末か!?」と期待を持たせつつ、なんだかんだで満開は来週末でした、という繰り返しのような。

2010-03-25

素人寿司

先日も同じようなことを書きましたが、
自分の中の常識というのはおそろしいもので。

先日、晩ごはんに手巻き寿司をしたんですが、
その時にね、ふと、ふざけて。
そう、自分の中では
「まさか私がやるようなことではないが、ま、余興的に」
というような思いで、にぎり寿司を作ってみたんです。
シャリの上にネタが乗ってる、アレね。

もちろんもとより本気じゃないし、ネタも手巻き寿司用なので見た目は全然お店のお寿司およばないんですが、食べてみると・・

う、ウマっ!!!

寿司の味がします!当たり前なんですが・・
こ、こんなことが・・・!!
頭の中でガラガラガラと何か崩れる音がしたくらいびっくりしました。

こんなことでびっくりする方がおかしいのかもしれないんですが、
今まで僕「寿司とは職人が作るもの」と強烈に思い込んでいて、今までの人生で一度も寿司をにぎろうとなんて思わなかったんですよ。
(でも結構料理好きなんですよ僕!)

だから「今日は寿司が食いたい!」という時は、食べにいくか、買ってくるか。絶対に絶対に「今日は寿司"握ろう"」なんて思わなかったんです。

やったらできるんやな〜という以上に、できないと強烈に思い込んでいた自分にびっくりした、ある日の夜でした。

そう考えると、他にもありそうな気がします。
大人になったらなったで、新鮮な発見はあるもんですね。

***

昨日から雨が降り続いていて寒いです。
井の頭公園の桜はちょっと咲いたまま一時停止中。

2010-03-24

手作り!

井の頭公園には、周りをぐるっとかこむ柵があります。
一見木のようですが、コンクリート製。

ちゃんと枝を切り落としたあとがあったり、場合によっては皮が剥げた様子になってたりとか結構芸が細かいんですが、でもきっと型で作ったのを繋ぎ合わせたものだろうな、と思っていたら・・こないだ職人さんが手でぺたぺた作ってるのを目撃!なんとこれ、手作りなんです!!


残念ながら作っているところの写真はないんですが、いや衝撃でした。

大人になるにつれ、初めて見るようなものでも「きっとこうなんだろう」という予測がはたらくようになるもんですが、いやこれ、気をつけないと大事なことを見逃す原因にもなりますね。反省反省。

2010-03-23

まだ見ぬ絶景

「絶景」といわれるものってあるじゃないですか。

例えばほら、グランドキャニオンとか。
鍾乳洞とかでも良いし、砂漠でも良い。

それらってだいたい、「何百万年もの月日をかけてできた」というものですよね。

永い年月の上に「今」それらは絶景となっているんですが、地球上のどこかには、そうなる途上の、現在進行中のものだってあっても良いはずです。

例えば今はまだただの河だけど、これが百万年後には・・!とか。

どういうものが今後絶景になりうるかって、今ある絶景を解析したり逆算したりでどうにかしたらわかりそうなもんですから、その現在の姿を写真にとって、タイムカプセルで百万年後に残すとか、感謝されそうな気がします。

ま、なんちゅーこたぁない話ですが。

***

井の頭公園の桜、ちょっと先走った奴らが咲き始めてます。