2010-07-24

おもちゃ市場

先日、東京おもちゃショーに行ってきました。

今に始まったことではありませんが、
日本のおもちゃ市場って、なんだか変な感じだなあと
あらためて感じました。

子供が少なくなり、おもちゃメーカーは
おもちゃのサイクルを早くすることに躍起になっている気がします。

「長く使えるおもちゃ」というのは、聞こえは良いですが、
メーカーにとっては実は命取り。
そういうものを自分のところで作って売る、というのは
自分の首を絞めることになってしまうわけです。

そこで、むしろ刺激は強いがすぐ飽きることが要求されます。
テレビと連動して、前のものを古く思わせる。また買わせる。

そうしてできたおもちゃ達は、全部とはいいませんが、「学び」があるおもちゃとはとても言えないものが多いように思います。

「科学と学習」みたいなものが熱かったぼくらの子供時代とは
なんだかとても違います。

今市場に溢れるおもちゃ達で育った子供たちは、将来どんなことになるんでしょうかね。

ちなみに、現在海外では「科学おもちゃ」がブームのようですよ。
「遅れてるねー海外は。日本では20年前に終わったよ」で話を終わらせるのは簡単ですが、これをどうチャンスに変えていくか、という視点が大事ですな。

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