2009-12-31

一年のおわり

今日は一年最後の日ですね。
皆様おつかれさまでした!

twelvetoneを立ち上げて半年、皆様に支えられながら、なんとか形になってまいりました。

今年は社会情勢的にも、自分的にも、再構築の年でした。

来年は新しい土台の上に、新しい生活が築かれていくでしょう。

その新しい社会をステキにする、「クリエイティブ心を刺激する」アイテムを来年も次々に生み出していく所存です。

2010年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは
良いお年を。

Posted by ShoZu

2009-12-29

アイデアをつかまえる

僕の仕事のなかで、アイデアを出すということが、
非常に大きな部分を占めます。

またこれがやっかいな作業で、
一日考えても何も浮かばなかったり、
何個もポンポンでてきたり。

デザインすることは自己表現ではないと思っていますので、
ただ単に自分が欲しい物をかたちにするわけではありません。

素材や、世の中や、いろんなものから
「今これが必要である」というものを、
すごく論理的に導いてくる。

でもそこから自然にモノのかたちが浮かび上がってくる訳ではなく、
やはり最終的には自分のクリエイティビティでもって
かたちにするしかないわけです。
これが僕みたいな商売の醍醐味であり、しんどい所でもあります。

まるで濁った池から魚を手づかみするような・・

「論理」で囲いを狭めて、魚を追い込んでは行きますが、
結局最後は「おおりゃあ!」っと手づかみするしかない。
時には囲った所以外から、いい型の魚が捕れたりも。

年を重ねるにつれ、その魚の捕まえ方もだんだんうまくなってきた
気もしますが、いやいやまだまだ先は長そうです。

2009-12-22

晴れ男論

最近、出張のある時は快晴、
次の日何もないときは大雨、
友人が遊びにくる時はまた晴れ、

なんてことを繰り返しています。
そこで思った事。

普通晴れ男、って
その人がいると「晴れる」人と思ってますよね。

天気を「晴らす」てのはほとんど神様みたいなもんですから、
かなりまあ、迷信に近いんでしょうけど、

でも、「自分が行動する時にはいつも晴れ」という人を
晴れ男と定義するならば、結構あり得るのではないかと。

天気には、晴れや雨のリズムがあります。
人それぞれにも、生活のリズムがあります。

じつはその人の「行動の予定」と「晴れの日」
どちらものリズムがちょうど合っている人が稀にいて、
そういう人が「晴れ男」って呼ばれるんじゃないかと。

もっと考えれば、
そうやって自分が行動するときには雨が降らなかった、
つまり「一生雨に降られなかった」人も
もしかしたらいるかもしれません。

そんなバカな、と思うかもしれませんが、
例えば、百人でジャンケントーナメントをしたとしましょう。
その優勝者は、優勝までのあいだ全て勝ち。負けがない。

トーナメントの人数を、一万人、一億、なんなら10億、
増やしていっても同じ。
優勝者は「負けがない」んです。

そういう人がね、
歴史上どこかにいてもおかしくない…かもしれませんね。

2009-12-21

近所の猫


ウチの近所に住んでいる猫。

近くまで寄るのはOKなんですが、
さわろうとするとすぐ逃げてしまいます。

それがなんと今日は、触らせてもらっちゃいました!
ホントに、このコ触ったの初めてなんです。

僕の中では事件ですハイ。

何かが一歩進んだ日です今日は。

2009-12-20

味覚

「犬は味覚があり、猫にはない」
どこかでそういう話を聞きました。

たしかにあのザラザラの舌では味を感じるのは難しいでしょうね。

ではどこで味を感じているかというと、「臭い」なんだそうですよ。

ええ〜!それだけで〜!!という気がしたのと同時に、
あれ?昔そういうことを理科かなんかで実験したかな?と思い出し
「鼻をつまんで物をたべてみる」ことをやってみたところ!!

ほとんどのものの味の見分けって、舌だけじゃつかないんですね〜!!
あらためてびっくり。

日本酒なんてうっすら甘いだけだし、ワインは苦いだけ。
塩辛も焼き鳥も、臭いがなかったら味一緒ですよ。
(あ、酔っぱらって実験したのがバレてます?)

もし「味覚だけでしか味を感じない」動物と
「臭いだけでしか味を感じない」動物が対決したら、
「臭いだけで」の動物の方が圧勝するはずです。

僕らはいろんなことを「当たり前」にしながら生きているんですが、
それをちょっとどこか疎外してやると(この場合は鼻をつまむ)、こんなにも驚きが生まれるんですなあ・・とメモメモ。

2009-12-18

ネーミング

ただ今ネーミングを考え中。

ネーミングってほんと難しい。
ただ単に好きな名前をつけるわけにもいかない。
一般的な名詞じゃつまらない。

一番良いのは、名前をぱっと聞くだけで、
その機能や材質感、使ったあとの気分までも想像できるもの。

と考えていろいろ候補を出してみると、
今度はその言葉の意味を「ホントにそうか?」と疑いなおし、調べなおし。
調べているうちに新たな事実が発覚し・・と無限のループ。

すぐにバチ〜!!っと決まる時もあるんですけどねー
たいがいは長い長いトンネルの先に答えがあるんですよね。

あーしんどい。
でも楽しいなあ〜!

2009-12-16

冬の一日



実は井の頭池は「神田川」の源流でもあります。
その流れ出し口からしばらくしたところに、
カルガモ達がたまっていました。
かわいいなあ。

京都の鴨川ではマガモばっかりで、
カルガモは見なかったんですが、
地域で差があるんですかね。
こちらではカルガモばかり良く見ます。

富栄養化が叫ばれている井の頭池ですが、
カモたちは今日も元気に何か食べてます。

Posted by ShoZu

2009-12-07

知識の山

今家には、わりとあらゆる本があります。
ビジネス本はもちろん、美術書、デザイン書、宇宙の本から哲学。

年末=整理整頓、ということでふと目がいったんですが、
今思ってみれば、結構積み重ねたな〜と。

本をまとめ買いとかもしないし、一気に何冊も読むようなこともしないほうです。
必要だと思う物を買い、つど吸収して今にいたるわけですが、
今の自分の思考回路は、まちがいなくこれらの知識の上に成り立ってるわけです。

もしこれらの本を読んでなかったら、どんな自分なんだろう?と考えるだに恐ろしい。

積み重ねてきて良かった。と思う今日この頃。

2009-12-04

あたらしい素材

新しい素材、というものが出てくると、
いつもウキウキします。

「新素材」と言われるような、本当に世の中にとって新しいものから、既存のものの「新しい加工法」まで、日々いろいろな物が開発され、試されています。

ホント、人間の飽くなき探究心には驚くばかり。
そしてその驚きは、デザインされ、製品になり、
より多くの人の心を揺り動かします。

「時流」や「トレンド」なんていう、ちょっと作られた感じのするものではなく、製造の現場からやってくる、本当に新鮮な驚きを大切にしたいですし、

それをちゃんと追いかけていけるよう、自分のアンテナを常に磨いておきたいものですね。

2009-12-02

はかなさの価値



紅葉が見ごろですね。

もみじは紅く、イチョウは黄色く、
秋の色が重なり合って、すごく良い感じです。
公園でも沢山の人が写真を撮ったりしてますね。

で、ふと思ったんですが、
紅葉って、赤や黄色だから「良い」なんでしょうか
それとも、普段は緑だが、秋という一時期だけ紅い、
その事が「良い」んでしょうか?

例えば、もみじが一年中紅かったら、
これほどの価値があるものなんでしょうか?

他の例でいうと
例えば桜が一年中花をつけてたらどうなんでしょう。
・・うーんやっぱ、価値は下がるかも。

もし
「はかないからこその良さ」というものがやはりあるのだとしたら、
それは僕らが作っているプロダクツにも、
何かのヒントになりそうな気がしますね。

2009-12-01

いちばん嬉しい瞬間

僕はモノをデザインして、作って、卸す。
つまりメーカー業を生業としています。

この仕事をする中で一番嬉しい瞬間、
それはもちろん「売れた瞬間に立ち会う」ことなんですが、
それは日常の仕事の現場の話ではないのでちょっと置いといて・・

普段の仕事の中で一番嬉しい事。
それはやはり、モノのアイデアが形になる瞬間なんですよ。

「形になるというのは、思いついた段階でも、スケッチをした段階でも、試作をした段階でもありません。
「商品」としてきちんとした形になるよう部材を探し、そして見積もりをくりかえし、 「値段もデザインもこれでいける!!」 となった瞬間のことです。

この瞬間が本当にたまりません。

形が良くても高すぎたら駄目。
安くても形が悪かったら駄目。
「商品」という「お客様のもの」を作っているかぎり、決して自分のわがままだけでモノを作るわけにはいきません。
お客さんが納得するところに落とし込まなければならない。
だからその落としどころのバランスをいつも気遣うし、いい着地ができたら本当に嬉しいんですよね。

なんで急にこんな話かというと、
最近、あったんですそういうのが。笑

うふふ。2月に発表の予定です。

2009-11-28

ゾウさんは決して可愛くはない

「普通」っていうのは、「慣れ」ってことでもありますよね。
皆が慣れているからこそ、それにストレスを感じない状況。
それを「普通」と呼ぶのだと思います。

この「普通」ってのは、自分の生活を積み重ねることによって
少しずつ、自然に形作られるように思いますが、
結構、社会の側から強制的に作られる部分もあると思うんですよ。















 




「ほら、見て見て〜!ゾウさんだよ〜!かわいいねえ〜!」
親が子供に動物を見せる何気ない風景。
まあ、普通のことですよね。

でも、ゾウって可愛いんでしょうか・・?
ホントに?心の底からそう思ってカワイイって言ってるんでしょうか。

だって巨大だし、ゴツゴツしてるし、毛なんかまばらだし、
キバあるし、灰色だし、鼻も長くて・・

「普通、ゾウはカワイイもの」というのをとっぱらってみたら、
カワイイと言うより、「恐れられる」要素のほうを沢山もってると思うんですよ。

それを、「カワイイねえ〜!」とするのは、
そうするのが普通とされてるからであって、
社会が作った「普通」に自分が合わせた結果・・のような気がしてなりません。

実際、ゾウがまだ日本人に未知の生物だった昔の時代は、
「恐ろしいもの」のイメージだったと思うんですよ。
寺社の装飾でも、かなり怖いイメージで描かれたり掘られたりしてますし。
その時代はそれが「普通」だったわけで、
やっぱ時代によって変わっていくもんでもありますね。

ちなみに先日友人にこの「ゾウは可愛くはない」という話をしたら、
「ホントだ。なんでカワイイって今まで思ってたんだろ??」
なんて言ってました。

やっぱり「普通」は知らず知らずのうちに、
個人の中にしみ込んでくるもんなんだなと。

もしろん、それがあるから社会もあるのであって、
全く否定するつもりはないんですが、

「カワイイもの」を作るデザイナーとして、
ちょっとその基準をどこに置いたら良いか??と探っていたら
深みにはまった次第です。笑

2009-11-27

ギャラリーめぐり

昨日は友人が展覧をやっているのもあってギャラリーめぐり。
神楽坂〜白金高輪。

友人だとかは抜きにしても、
ギャラリーに行くのはホント刺激になります。
 普段使ってない部分を刺激されるというか。

アーティストって、多くを語りませんから、
構図や色使いはもちろん、絵の具の線、テクスチャ、
作品たちの配置、題名などなどから
その作品たちの意図や思いを、必死になってこちらが見つける。

「あ、こうなのかもしれない」という文脈が見えてくると、
他の作品も何かそれに沿って見えてくるようになる。

「あれ?そうするとこれはどういうこと?」なんて例外もあったりして、
それが単なる体調によるブレなのか、わざとなのか、
んんんん?

などど、その場にいないアーティストとの、
いわば精神的格闘? 笑
これが非常に楽しい。

もちろん、自分の中だけの話なので、外からみれば
「分かったふりをしている」だけにすぎないんですけど、

その分かったふりすらもせずに、
「アートってやっぱワカラン」で片付けてしまうのは
もったいなさすぎると思うんですよね。


 

2009-11-26

The Japan Times

今日発行の英字新聞「The Japan Times」に、
新作pneuma-boxを掲載していただきました。

リンクの許可をいただいたので、ウェブでの紙面はこちら。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fl20091126a2.html

嬉しいなあ〜!
「Great box sets」だそうですよ。うふふふ。

デザインタイドのようなところで、お客さんの生の声を聞くのもそうですが、こういったメディアも「自分以外の視点」を持つという意味で本当に重要です。

手を動かしてモノを作っているのは自分なので、
ともすれば自分だけの視点になってしまいそうなんですが、
「お客様のもの」を作るのがデザイナーの仕事。

ちゃんと「自分以外の視点」を持っていないと、
とんでもなく独りよがりなものが出来てしまいます。
アートとしてはそれで良いかもしれないけど、
デザインとしてはそれは駄目、といつも自分に言い聞かせています。
(独りよがりなものがまぐれ当たりすることもあるんでしょうけどね)

さて、
気をひきしめて進みますよ。

2009-11-25

人間は食べ物のスペシャリスト

人間のせいで地球が温暖化しているとか
人間のせいで動物が絶滅の危機に瀕しているとか

もちろんそういう部分もあるんでしょうが、あまりにそう言い過ぎるのは、逆に「人間ってスゲエだろ」と言っていることになる気がして、あんまり好きじゃないんです。

でも最近、
「これは誇っても良いんじゃないか?」ということを見つけました。
それは、食べ物。


写真は井の頭公園のカモたち。

休日ともなればスワンボートであふれる井の頭池。
(さすがに秋も深まった今では少ないですが)

ここのカモ達は、みんなボートを追いかけまわして餌をねだります。
コイたちも、人影をみかければ猛烈に寄ってきます。

みんなポップコーンやら何やら、人間の食べ物が欲しいんだと思うんですが、考えてみればカモもコイも、自分の生活している池には、藻など普通に「自分たちのエサ」だらけなんですよ。
なのに、何故人工の食べ物を求めるのか。

それはやはり、それが自分たちの主食より格段に美味しいから、ということしか理由はないですよね。
「美味しい」という感覚が当てはまらないのであれば、ともかく「忘れられない」心に響く食べ物だということ。

見回してみれば、食べ物についてあれやこれやと工夫をこらすのは
動物のなかで人間だけなんですよね。

通常動物たちは自分の身の回りのもので、自分の身体構造において容易に食べる事が可能なものを主食としています。

自分の住環境以外のところのものを食べることはないし、
何かと何かを合わせて(つまり料理して)食べることも無い。

その点人間は、住環境を超えて食物を手に入れることができるし、
煮たり焼いたり乾かしたり、あらゆる手をつくしてその素材を
「美味しく」しようとする。

「カモってポップコーンなんか美味しいんだろうか?」
とも思うんですが、

そうして工夫を凝らしてできたものは、きっとやっぱり美味しいんですよ。
カモにはそれが出来なかったというだけで。

カモがポップコーンを食べるというのは、
江戸の町人にフランス料理を食べさせるようなもんで。笑

きっと衝撃的すぎて忘れられないんだろうな、と。

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最近、美味しいもの求めるようになってきました。
食事の機会って、無限にあるわけではないので、
1つ1つの機会を、ちゃんと大切にしていきたいですね。

2009-11-23

「普通」は日々の努力の上に。

人間を含め、生き物たちが生きて行くためには、
それぞれ皆ちょっと「がんばらな」ければいけません。

「ただ生きている」だけでも消費するエネルギーを補うために
 光合成をしたり、狩りをしたり。
命を守るために、攻撃したり、逃げたり、殻を作ったり、毒を出したり、
何らかそれぞれ「努力」をしています。

何もせず日がな1にちぼーっとしてたら死んでしまうわけです。

「生きている」という普通な状態でいるために、いつもがんばっている。
それが生き物の定義なのかも?なんて思ってみたり。

ウイルスレベルにまでいけば多少の例外もあるかもしれませんが、
ともかく、地球上の生きとし生けるもの全てが、
日々何か「がんばって」いるんだ、と思うと、
何か勇気がわいてきますね。

2009-11-22

ガスコード

最近、ガスファンヒーターなるものを買いました。

良い良いとは聞いてたんですが、
今までの家にそれ用のガスコンセントというのが無かったんで、
今回初体験。

良いですねーガス。
聞く所によると、ガスは燃える時に水蒸気も出る。
だからただ空気を暖めたより暖かい、と。
着火も早いし。もう最高。

ガスって子供のころから「あぶないもの」と教えられてるので、
それをホースでひっぱり回して、家の真ん中で火をたくとかって
正直どうよ?なんて思ってたんですが、
このホース、「ガスコード」ってのがまた素晴らしい。

繋ぐのもカチッと差すだけ。
どこぞから一瞬ガスの臭いがしてくる・・なんてこともなく非常にスマート。

ホース部分の構造もよく出来ていて、
家の中でヒーターを移動させても、
滑らかに追従してきます。

使っているうちにだんだん、
「この中にはガスが通っているぞ。こいつは危険なヤツだぞ」という、
ちょっとした疎外意識も何処へやら。
早速生活にとけ込んでしまいました。

電気なんかはもともと人工のもんなんで当たり前ですけど、
自然の産物であるガスも、こうやって人間は手なずけるんだ、偉いなー
なんて、妙なところに感心したりして。

吉祥寺は京都と似ているなんて言いますが、
どうやら冬の寒さも似ているようで、下から来ますね下から。笑
でもこいつのおかげで元気に乗り切れそうですよ。

2009-11-19

ハパンコルプ

これ、知ってますか?

「ハパンコルプ」という食べ物。
覚えても覚えても忘れてしまいそうな名前です。

どういうものかというと、
直径20センチほどの薄くて固いパンのようなもの。
それにハーブがかかってて香りが良い。

吉祥寺のちょっと外れの「KINOKUNIYA」という高級スーパーで発見。

ぱきっと割って小さくしてパリパリ、ムシャ・・ウ、ウマ!!
こんな小さなかけらの何処にこんなにうまみが!?
香りもいいし、なんかワインでも飲みながらたべたいなあ〜!

KINOKUNIYAは家からはちょっと遠いのもあって、
今回が初めてだったんですが、

高級スーパーだけあって、普通のスーパーではお目にかからないような
珍しい食品、特に調味料やお菓子なんかがふんだんにあって、
違う国みたいでした。

改めて自分がすごく狭い範囲で生きちゃっていることに気づきました。
たまには「普通の生活ルート」から外れるのも大事ですね。

ハパンコルプ、まだ半分残ってます。うふふ

2009-11-18

気持ちの良い日

久しぶりに晴れまして、
気持ちのいい日です。

井の頭公園を、久しぶりにゆるやかな気分で散歩。
さすがに11月なので、ぽかぽかとはいきませんが、
日が顔にあたる気持ち良さ。
水面にキラキラ反射する光、
落ち葉の様子、
葉っぱの色。

いろいろなものが、なんだかとてもステキです。
春と夏が好きだ!と今まで言ってきましたが、
なんかようやく、秋がいいねえ、と言えるようになってきた感じです。


 
 

カレー

昨日、お昼に「まめ蔵」いきました。ようやく。
吉祥寺でおそらく一番有名なカレーやさん。

どんな味か、いろいろ想像しながら行ったんですが、
 思いのほか「普通」。いい意味で。

やっぱ日本人はこの味でしょ、という感じの王道カレーを、とことんつきつめた感じ。
そして芯はそこにありつつも、味の奥を探るとすごくいろいろなスパイスが絡み合い・・
なるほどこりゃあ何度でも足を運びたい感じです。

そんなわけで平日2時にもかかわらず満席。さすがです。

そういえば行きすがらにインド料理やさんもあるんですが、
そこの人たちはこれを食べてどう思うんだろう。
日本料理だと思うんだろうかなやっぱり。

***

1つ思いついたこと。

プロダクトデザイナーと呼ばれる人たちは、
通常自分で製造まではやりません。

大きな企業が製造の部分は担い、そのデザインをまかされる、というのが
いわゆる「フリーでプロダクトデザイナーやってます」ということだと思うんですが、

そんな感じのことが、食の世界でもあったら良いなと。

つまり、レシピにはめっちゃ自信あると。
ただ、もろもろの事情により店は持てない。
そんな人のレシピを買い上げて、
レシピを作った本人にはそのロイヤリティを・・笑


歩き回ると(下らないことでも)脳みそが回りますねやっぱ。


2009-11-17

日に日に

今日は朝から冷たい雨。

こんな日は近所のノラネコたちは
どこに行っているんだろう。

いやあ、日に日に寒くなりますね。

「暖かい」と「寒い」の波の中で、
「秋」と呼べる日はほんの数日しかありません。

それでもがんばって「秋」を捕まえようと、
晴れたら公園にいってみたり、
紅葉した木を躍起になって探してみたり、 
キノコ食べてみたり。笑

いや、思えば人生の中で秋なんて100回も来る人は珍しい部類なわけで。
だからやっぱり、1回1回の秋を大事にしないとね。

なんて思いつつ、
朝起きたら「ぎゃーだめだ、もう冬がきた!」
と心の中で叫んでる自分がいるんですが。

2009-11-16

シブヤハラジュク

昨日日曜日は久しぶりに出かけました。
ここ数ヶ月「出す」ことばかりに専念してきて
ちょっと自分の中身が枯渇してきたので、
「入れる」ほうもしないとね。

最初はD&DEPARTMENT。
いいねエ。
グッド&ロングライフデザインを集めたお店なんだから
良くて当たり前、と言われてしまいそうだけど、
それらのね、編集のしかたがやっぱ上手いんですよ。
モノと空間と、全てひっくるめてイイカンジなんですよね。

駅は東急大井町線の「九品仏」駅。
以前行ったときは、九品仏駅で降りられず
(九品仏駅は短いため、前の車両は駅からはみでてしまう・・!)
次の駅から歩いていったんですが、
今回はちゃんと商店街を通り抜けていきました。
こじんまりと、でもイイカンジの町です。

その後、友人のギャラリーに行くため原宿へ。
さっきとは打って変わってなんと人の多いこと!!
祭りか!

でもみんな文句も言わずこの込み具合に順応してるんですよね〜
ここで生活できたら、日本のどの町に行っても
「空いてる〜〜!」て思いそう。

妻に連れられてH&Mやforever21とかも入ってみたんですが、
街の喧噪じたいが久しぶりだったので全然落ち着いて見れませんでした。笑

表参道ヒルズにあった「表参道茶寮」でダマンド食べたかったんですが、
なんと10月で閉店・・
新陳代謝の早さが東京を魅力的にしているのだ、と知りつつも、
やっぱ求めていたものが無くなると寂しいなあ・・

その後渋谷にも。
ここも当然もりもりの人。
渋谷ではハンズへ。
やっぱイイねハンズは。
一時期「あれ?ハンズ面白くなくなった?」て時期があったんだけど、
最近の「ヒントマーケット」宣言から、また面白くなった気がする。

まだまだ美術館とかギャラリーとか
行ってないところがいっぱいあるなあ。
 




2009-11-15

宇宙人はいるか

「宇宙人はいるか?」と訊ねられた時に、
ファンタジーな意味ではなく、「いるでしょそりゃ」と
答える人って、結構いると思うんですよ。

つまり、
「だって、我々がいるんだから、この無限の宇宙の中には他にも生物がいたっておかしくない」と。

僕もそう考える一人だったんですが、
なんか最近、そうでもない気がしています。

ビックバンが本当に始まりだったとして、
ともかく僕らの宇宙のプロセスは、1方向にしか進んでいない。

高熱のガスが渦巻いていて時代や、
地球がドロドロの塊だった時代に二度と戻ることは無いわけです。

生命と僕らが呼ぶものの定義がそもそも狭いのかもしれませんが、

ともかく、「僕らのようなタイプの生命」が生まれるチャンスは、
宇宙の誕生から今までの間に、ほんの一時期しかなかったのではないかと。

で、宇宙の物質も有限ですから、
その有限の物質のなかで、このたまたまな条件に重なり合う確率、といわれると、
実はとんでもなく低い確率、
本当の意味で「天文学的に」低い数字なのかもしれない・・!

なんてことを思ったりしています。

だから僕らは価値があるんだとか、そういうことを言う気はさらさら無いんですが、
なんか、せっかくだから「全う」したいな、と思う今日この頃です。

2009-11-14

なつかしい


事務所の片付けをしてまして、
pnuema-boxの試作が出てきました。

いやあ、なつかしいなあ・・
ほんの1ヶ月2ヶ月くらい前のことなのに、
自分の中ではしっかり「歴史」になっている感じがして、
なんか、感慨深かったです。

もち、保存。
いつか博物館で飾られるように。w

2009-11-12

冬ですね


今日は昼から寒いですね。

陽がさしていれば、平日でも関係なく盛り上がっている井の頭公園ですが、
さすがに人影もまばら。

人間も動物なんだなと改めて感じますね。笑

池にはカルガモに代わり、頭の黒いやつや、茶色いやつが訪れています。

Posted by ShoZu

2009-11-11

反対側の自分

デザインタイドも終わって、
改めて思います。

この商売、つまり、
作って、売るという商売は
ホントに熱い。そして、大変だなあと。笑

店頭や、DesignTideみたいなところで、
お客さんの喜んでくれる姿、驚き感動してくれる姿を見ると
本当にやってて良かった、作って良かったと
えも言われぬ感動です!

上司に言われたわけでもない、会社のお金で作っているわけでもない。
全部自分の責任で、自分のお金で作ってるんですから、
あらゆるものは自分に直接跳ね返ってきます。

そのかわり、もし売れなかったら・・!

そういう自分もいつも反対側にいて、
ちょっとしたことで顔をのぞかせる。

そういう「反対側の自分」が小さくなるように頑張らねば!なんて思いつつ、
でもよくよく考えたら、
そういう「反対側の自分」が出る出番の無いような楽な商売なんてないわけで、
これだ!と思う事をやれているだけでも幸せなのかもしれないですなー

2009-11-09

疲れ

デザインタイド後のいろいろな事も
ようやく落ち着いてきました。

期間中はブースでずっと立ちっぱなし、
お昼も基本ヌキ。睡眠少なめ。

もちろんすごく楽しい時間なのでつらくはないんですが、
体の方がね。

5日あるんですが3日目くらいがピーク。
普段立ち仕事じゃないもんで、足の付け根がガタガタいっちゃって、
ホントに何もないところでつまづいたりとか。

それが、4日目くらいからなんか大丈夫になってくるんですよ
「あれ?今日オレ元気」て。

これ、きっと脳内にアドレナリンか何か出てるんでしょうね。
本当は同じだけ体がつらいのに、感じなくなってるというか。

すごいですね動物のからだってのは。
でもそれがやっぱりイベントが終わった後にだんだん切れてきて、
とりあえず結膜炎になったり鼻がグチュグチュいったりしてきたので、
栄養をとったりよく寝たりで、
とりあえず持ち直しました。ふう。あぶないあぶない。

落ち着いたところで、ウェブに手を入れたり、
じっくりやる作業に移行です。

来年にむけて新作も構想。むふふ。

2009-11-04

デザインタイド、無事終了!そして御礼

昨日で、デザインタイドが終了しました。

いやー壮絶な(?)5日間でした。

想像以上に沢山の方にご好評いただきまして、
本当にありがとうございます!!

また、お忙しいところお越しいただいたにもかかわらず
なかなかお話できるお時間もとれず誠に申し訳ございません!

今後も、世界に向けて発信出来るグッズ作りに
全力を注いでいこうと思いますので、

皆様の応援、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!

この度は誠に有り難うございました。





2009-10-30

カウント1

さあ!ついに今日、デザインタイドに搬入してきました。

去年も驚きましたが、
今年の会場もスゴイです!

よくまああんな・・・
おっと。これ以上は会場で。

僕らのブースはマーケット会場に入ってすぐを曲がったところなんですが、
ちょっと秘密の空間ぽい感じのところにあります。

良い感じにディスプレイできたんで、
それをお伝えしたい気持ちをぐっと押さえて、
一部、ヒント的にコチラ。



pneuma達がこんなふうにちらちら見えてたら・・そこです!

いやあー興奮してまいりました。
明日いよいよ開幕。

東京中がデザインに染まります。
楽しんでいきましょう!

2009-10-29

カウント2

いよいよ明日、搬入!

ということで、展示用の物品と商品、
ようやく用意し終わりました・・

トランクで持って行けるかと思ったら
以外と入らなかったりとかで四苦八苦。

とりあえず体力温存。
もう寝なければ!

2009-10-28

カウント3

今日はすごく嬉しい商談がありまして、
デザインタイド前にものすごく勢いづいた感じです。
ありがたや!

今度のこのステージで、
僕は2年前の僕と対峙することになります。

あのころの僕にバカにされないくらい、
できれば尊敬されるくらいに
僕は大きくなっているだろうか。

答えは、会場で出ることになります。

pneuma-box、まだ発売前なんですが、
twitterなんかでも期待をいただいてるご意見を多々頂き、
もうほんと有り難いです。

気を緩めると「でも・・売れなかったら・・」とくじけそうになりますが、
そういう僕をぐっと引きしめてくださる皆様!
本当にありがとうございます。

10/30〜11/3、タイドマーケットの会場で会いましょう!

目印は、この大きなpneumaです。笑
(手前は、pneuma-box ORIGINAL)

2009-10-26

カウント4

デザインタイドが、
近づいてきましたね。着実に。

ウチにも商品が次々に到着し、
だんだん事務所が狭くなっていきます。

この商品が売れたら・・いや売れなかったら・・
期待と不安が波のように押し寄せます。
いやー震えますな!!

こんな気持ちは、やっぱサラリーマンの時には
味わえませんでした。

矢面に立ってると思っていたんですが、
今から振り返ってみれば
「立ってるつもりだった」に過ぎない。

独立して、会社という大きな後ろ盾がない、素っ裸な状態で、
自分自身の責任を背負って作ったものを世の中に問う。
しかも自分の目の前で。

アツい。アツいです。

そういえばこないだ
「井の頭アートマッケット」に出品してた書家の人に

「『ここまでやったら、負けられない』って書いて下さい。」
って書いてもらってる人がいたんですが、
自分も正にその心持ちです。

楽しみです。
そして、勝負です!

pneuma-box到着



pneuma-box、
土曜日に無事工場から到着しました。

発売はデザインタイドで、ということで
もうあと数日なこのタイミング。

届いたものが全然ちが〜う!なモノだったどうしよう・・!!
なんていらん心配もしてドキドキだったんですが、

もう、想像以上の出来でした!!
スバラシイっ!
いやあ。モノ作りって熱いですね!
(↑急に気分が軽やかになりました。笑)




と、モノが出来ただけでは、この商売半分しか完成じゃないんですよね。

本番のデザインタイド、
タイドマーケットでの出品なのでガンガン販売します!
そして世の中にも広げて行きたいな!行きます!

宜しくお願いします〜!!

デザインタイドは10/30から11/3まで
東京ミッドタウン、ミッドタウンホールにて。
詳しくはこちらhttp://www.designtide.jp/09/jp/

2009-10-23

あと1週間!

さてさて!

ついにあと1週間と迫りました
DESIGNTIDE TOKYO 2009!

まだまだ準備もいろいろあってテンパっていますが、
本当に楽しみです!

僕は2年ぶり2回目の出展なのですが、
前回の熱狂を思い出すだに恐ろしくも、楽しみでもあります。

思えばこの2年前のデザインタイドから
僕の人生は変わったと言っても過言ではない。

デザインの今、そしてこれからが
圧倒的な熱量をもって示されるこのイベント。

見逃すと、その1年損しますよホント。

cocoo&twelvetone、お楽しみに!

2009-10-21

秋晴れ

最近晴れの日が続いて気持ち良いですね。

秋晴れってやつですね。

僕の仕事場は自宅兼事務所なので、
その気になれば何日も外に出ないということすら可能なんですが、笑

晴れた日には、なるべく外に出るようにしています。
折角井の頭公園の近くなので、お弁当をもってお昼ご飯を食べに行ったりとか。

自然環境から受ける「気もちいい」感覚は、
もう遺伝子レベルで刷り込まれてる、人間も動物も共通で持つくらいの感覚だと思うんですよ。

僕が作っている物品は、直接生活に必要なものではないんですが、
そういう部分を刺激することで、よりよい生活が生まれる原動力になることを目指しています。

だからこそ、この原始的な「気持ち良い」感覚を鈍らせたくないために
公園に行く事も、なんだったら遊びに行く事も飲みに行く事も、仕事の一環だと考えています。

まあ、構図的には「仕事からの逃避」に見えるんですけどね。笑

うーん今日も晴れてるなあ〜〜

2009-10-17

あと2週間

デザインタイドまで2週間を切りました。

新作のストックが、着実にたまってきております!

期待のpneuma-boxも、印刷、トムソンと済んで、
これからパッケージングに入るようです。
うふふ、楽しみ!

こう、頼んだものが出来て届く瞬間というのは
なんともいえない高揚感に包まれるもんでして。

それまで散々自分でも試作してるし、
色校のチェックなんかで完成はいやほど想像できるのに、
やっぱ「製品」としてできてくると、
なんというか1ランクアップするといいますか
独特のオーラがあるんですよねえ。

いやほんと楽しみです。
そしてそれをお届けできるDESIGNTIDEもホント楽しみ!

商品以外の部分でいろいろ準備したりなんかでこれからも大変なんですが、
がんばっていきます〜!

2009-10-09

pneuma-box


最近かかりきりのpneuma-box[ニューマ・ボックス]、

ようやく生産にこぎつけました。
あとは出来上がりを待つばかり!

ホント、これを構想してから長かったなあ〜

展開図の設計、そしてその挫折(笑)、
別アプローチでの復活!

いろいろあって、ようやくスタートです。
その間にいろいろアドバイスをいただいた方々にも感謝感謝!

ラインナップは「オリジナル」と「アニマルズ」の2種。

いろいろあったぶん、モノはものすごく良い感じになりまして、
ホントに自信作です。

是非是非、デザインタイドでのお披露目をお楽しみに!

2009-10-04

グローバル

とある絵本を読んでいてふいに至った考え。

その絵本は、イギリスの女の人が書いたものを、日本語訳したもの。
そういうのはよくある感じですが、
それに違和感を感じない自分に、ふと違和感を感じたんです。

それはライオンの男の子が、学校に行く話。
外国の動物が出てきて、全部外国の子供達で、外国先生の教育があって・・

そんな話なのに、全くといっていいほど違和感を感じないのは何なのか?
そうか!これこそがグローバル化ということなのかと。

今や教育や生活などの文化は、特に先進国と称する国の間では
大枠の部分はほとんど共通化しているんですな。
(細かいやり方の差異はまだあるでしょうが)

なので、もう言葉のカベを乗り越えさえすれば、
いろいろなものを、国を超えて流通できる状態にあるんですよ。

この本だって、翻訳しただけでイギリス→日本って
売れてしまっているわけです。

江戸時代だったら、例え翻訳されてたとしても
「この服はなんだ?」
「この食べ物はなんだ?」
「何故先生が女性なんだ?」
いろいろなエキゾチックな部分ばかりにとらわれて、話自体に
辿り着くのが遠くなるばかりか、
教育文化も違うので、話の意味もまともに分からなかったハズ。

それが今では、周りを見渡せば、
アメリカが作った携帯iPhoneだって世界中に行き渡っているし、
自動車だって、家具だって、家電だって、どんどん海を渡っている。
食料だって輸入によってまかなわれている。

なので、この話自体はそんなに目新しいことではなくて、
何を今更、と言われそうなことなんです。

でも、そうじゃなくて、
そういう、ちょっと特別っぽいプロダクトじゃないところの話。

もうほんと、自分が携わっているもの、作っているものにだって、
ちょっとやり方を変えるだけで、
ものすごく大きく市場が開けてくるんじゃないかと!

たとえば何気ないおばちゃんの生活の知恵とか、
我が子のために開発した何々、とかね。
文化が共通してきてるということは、
「困りごと」も共通してきてるハズ。

ものすご〜くマニアックなことでも、
日本国内を見たら商売になり得ないことが、
世界規模でみたら十分商売になるかもしれない、とかとか。

そういう可能性がありながら、日本市場だけに閉じこもるのは
本当にもったいないなと。

不況だ何だと言われる時代だからこそ、
視点を変えてみるというのは本当に大事だと思います。

はい。もちろん自分への戒めでもあるわけです。

2009-10-01

試作の大行進



10月発売予定の「pneuma-box」。
紙箱でできた積み木です。
pneuma-blockの従兄弟みたいな感じですね。

展開図の設計から、本番用の「型」への落とし込み、
そしてようやく色の検討をしてます。

4つのピースが組み合わさる事で
いろいろなものができるようになっているのですが
(写真は全て「帽子をかぶったブタ」です)
作っていくうちに、いろんなルールが生まれてきて、
今度はそれにしばられるハメになったり、

「ここ変えよ」と、軽い気持ちで変更したら、
全体的にすごい影響がでてしまったり・・
そんなことをやっていくと、試作が大行進するハメになっちゃうんですな。
もう指に「ハサミだこ」が出来そうな勢いです。

おかげさまでデザインのほう落ち着きまして、
今データを作成してるところ。

いやー楽しみです!

2009-09-24

紙の世界は深いぞ

箱作りで今いろいろと業者さんとやりとりしてるんですが、
ホント、勉強になることばかり。

やっぱね、半端なく深いですよ紙の世界は。

知ってるつもりになってたことなんて一部一部。
歴史の長さはダテじゃないです。

あの弱くて、燃えやすくて、サイズなんてあるようでなくて、劣化もして・・
という物体を、なんとか制御して押さえ込もうとしてきたこの歴史。

紙なんて当たり前に身の回りにあって、低い価値にしか見られないもんですが、
ほんと単に「正確な大きさの箱を作りたい」というだけで、
どれだけのノウハウがそこにぶち込まれているか!

そこまで気をつかっているのがもう既に日本ならではなのかもしれませんが・・

ともかく、これを早くモノに仕上げて、
お伝えしていきますよ〜!

2009-09-23

シルバーウィーク

9月前半の2つの展示会にpneuma-block、KAMISABIという2つのプロダクツを出させていただきました。

さてどれくらいのオーダーをいただけるか・・!
ドキドキ待ちつつ、現在もう1つのプロダクト、
pneuma-blockの紙バージョンを進行中。

素材を紙箱と同じ、薄ーい段ボールで作るので、
この紙バージョンは「pneuma-box」と命名。



連休前に紙箱やさんのご好意でサンプルを作っていただいたんで、
この連休中に修正箇所のレビューとか、印刷部分の制作とかとか、
もりもりと進めております。ふふふ
シルバーウィーク?何ですかそれは?

これのデビューは10/30のデザインタイドになると思います。
お楽しみに!

2009-09-06

食料自給率って・・

ウチの近くのスーパーのフリーペーパーに食料自給率のことが
書いてあって、久しぶりにそのことを思い出しました。

最近ありましたよね
「食料自給率が40%を割った!」なんてニュースが。

どうもやっぱ40%というと「赤点」といいますか、笑
「それはいけないっ!」という気になっちゃうんですが、

この「自給率が低い」ということが、
本当に、直接的に悪いことなんでしょうかと。

そりゃあもちろん、悪いは悪いんでしょうけど、
「40%を割った。だから悪い」という、
短絡的な評価で僕らは煽られて良いものなんでしょうか。
40%は100%にしなきゃいけないもんなんでしょうか。

大昔「ムラ」で生きてて、海の向こうには何も無いと
考えていたころはともかく、
今は世界中に国があり、それぞれ相互の関係性によって
人間の生活は成り立っています。

カンタンな図式で言うと
大根を専門に作っている人と、ニンジンを専門に作っている人がいるイメージ。

大根を作っている人は、ニンジン時給率0%。でもニンジンが欲しい。
ニンジンを作っている人は大根自給率0%。でも大根が欲しい。

じゃあ、お互い足りない分は補い合いましょか、
ということで、お互いの関係性が生まれてくる。

日本の自給率が低くて「40%の人しか満足に生きていない」というのならともかく、
ちゃんとみんなお腹は満たせている。

ということは、足らない分の60%を補う何かを、食料のある国に提供して、
その分食料を得ている、ということですよね。

それでもし「成り立っている」のなら、
「率」はどうでも良くて、それはそれで正しいということになるんじゃないでしょうか。

だって、今や生活や社会の必需品であるガソリン。
ガソリンの自給率なんて、0.1%ですよ?

ガソリンなんて、作物なわけでもないしもうどうしようもない。
それを手に入れるために、どうしたら価値あるものを作れるか。
そこに知恵を絞るしかない。

その「知恵をしぼる」があるから、小さくて資源が無い国でも
先進国ってカンジでやってこれたんじゃないのでしょうか。

大事なのは、目の前の数字を見栄えよくするための対症療法じゃなくて、
知恵をどう絞るかってことだと思うんですよ。

なーんか、
豊かな時代が長過ぎて、脳がなまっている感じがするんですよね〜今の日本て。

2009-09-05

新しい日本、新しい自分

政権交代ということになりましたね。

低迷する(と言われている)経済の中、
何か今までの空気を変えたい。
誤解を恐れずに言えば「何でもいいから」変化が欲しい。

そんな人々の思いが形になったのだと思います。

でも、ただその「新しい」日本に期待するだけでは駄目で、
この際ですから、自分も「何か新しい」になってみることが
大事なんだと思います。

世の中が停滞していったのは、
「普通」が蔓延しすぎたからなんじゃないかなんて思います。

給料がもらえて普通、
17時に帰れて普通、
携帯は次々に新しいものが出て普通、
テレビは面白くて普通、
等等等。

「これはこういうものだ」というのが定着しすぎると、
どんどんガチガチになって動けなくなってしまう。
「風通し」が悪くなって、お金もめぐらなくなってしまう。

それを変えていくのは、
政府でもなく、会社でもなく、
それぞれの人の心意気だったりするんじゃないかなと。

例えば朝1時間早く起きてみるとか。
いつも無視してる人に声かけてみるとか。笑

なんか、そういうものの積み重ねで、
社会の空気はがらっと変わる気がするんですよね。

僕ももちろん、新しい世の中に対するつもりで、
モノ作りしていくつもりです。ハイ。

2009-08-30

最終仕様、決定

先日出来上がったpneuma-block(紙ver)の展開図。

展開図は出来たものの、今後は実際に使う紙の厚さに
合わせて、チューニングしないといけません。

展開図はケント紙で作っていましたが、
それでは柔らかすぎるので、本番ではマイクロフルート(薄〜い段ボール)
を使います。

これがくせ者で、
薄〜いとはいえ、厚さは1ミリ近くあるんです。

希望の大きさの通りに展開図を書いて組み立てても、
紙の厚みのせいで思った大きさにならないんです。

非常にざっくり言うと、
24x24x24ミリの展開図を組み立てると、
25x25x25ミリの立方体が出来る、というイメージ。

それに重なり合いの部分とかもあるので、その部分は大幅に引き・・

などなどのチューニングを重ねまして、
ようやく、これ!という形が出来上がりました。



長かった・・

これで型を作り、
今後はそこに印刷する色柄作りに入ります。

2009-08-24

蝉中継

昨日井の頭公園で蝉の幼虫を偶然発見しまして、
その様子を「蝉中継」として何気にtwitterしたところ、
各方面からいろいろな反応をいただきました。

「初めて見た!」
「蝉がんばれ!」
「長渕も応援してるぞ!」
などなどなど。

発信と受信とレスポンスのリアルタイムさに、
あらためて驚かされました。

最後には「楽しかったです!ありがとう!」
などと御礼のメッセージもいただき感無量。
有り難うございます。

いやはや。すごいなあtwitter。

ということで、
折角なので写真をまとめました。
今連続してみるとやっぱすごいなあ。
最終的に「過去の自分」と「新しい自分」の2ショットになってるのも
なんか人生を考えさせられます。笑



蝉の幼虫がムズムズ動いてる


ムズムズしたり、止まったりの繰り返し。



頭われました!


全体的に変形してきた!



どんどん拡がってきたっ!



左目でた!



右目もぷりっと!



ずおおお。もうすぐもうすぐ!



足でましたね。ほっ



おおっ!きゃ〜やわやわな羽根がっ!


おおっ広げてきましたね



ずるっと、わりと一気にきました!



見たことある感じの態勢に!乾燥待ちか、あんまりうごかなくなりました。



動きません。違う角度からお届け。ちょっと色づいてきたような…?



きたっ!腹…筋!!



そして羽根がふああっと



で、でた!一気に!!手だけでぶら下がって、落ちるかのように飛びてできました!



みるみる羽根がのびてきます



きれいに伸びました!あとは色付くのを待つだけですね。
お疲れさまっ!大人をエンジョイしてね〜!