2009-09-24

紙の世界は深いぞ

箱作りで今いろいろと業者さんとやりとりしてるんですが、
ホント、勉強になることばかり。

やっぱね、半端なく深いですよ紙の世界は。

知ってるつもりになってたことなんて一部一部。
歴史の長さはダテじゃないです。

あの弱くて、燃えやすくて、サイズなんてあるようでなくて、劣化もして・・
という物体を、なんとか制御して押さえ込もうとしてきたこの歴史。

紙なんて当たり前に身の回りにあって、低い価値にしか見られないもんですが、
ほんと単に「正確な大きさの箱を作りたい」というだけで、
どれだけのノウハウがそこにぶち込まれているか!

そこまで気をつかっているのがもう既に日本ならではなのかもしれませんが・・

ともかく、これを早くモノに仕上げて、
お伝えしていきますよ〜!

2009-09-23

シルバーウィーク

9月前半の2つの展示会にpneuma-block、KAMISABIという2つのプロダクツを出させていただきました。

さてどれくらいのオーダーをいただけるか・・!
ドキドキ待ちつつ、現在もう1つのプロダクト、
pneuma-blockの紙バージョンを進行中。

素材を紙箱と同じ、薄ーい段ボールで作るので、
この紙バージョンは「pneuma-box」と命名。



連休前に紙箱やさんのご好意でサンプルを作っていただいたんで、
この連休中に修正箇所のレビューとか、印刷部分の制作とかとか、
もりもりと進めております。ふふふ
シルバーウィーク?何ですかそれは?

これのデビューは10/30のデザインタイドになると思います。
お楽しみに!

2009-09-06

食料自給率って・・

ウチの近くのスーパーのフリーペーパーに食料自給率のことが
書いてあって、久しぶりにそのことを思い出しました。

最近ありましたよね
「食料自給率が40%を割った!」なんてニュースが。

どうもやっぱ40%というと「赤点」といいますか、笑
「それはいけないっ!」という気になっちゃうんですが、

この「自給率が低い」ということが、
本当に、直接的に悪いことなんでしょうかと。

そりゃあもちろん、悪いは悪いんでしょうけど、
「40%を割った。だから悪い」という、
短絡的な評価で僕らは煽られて良いものなんでしょうか。
40%は100%にしなきゃいけないもんなんでしょうか。

大昔「ムラ」で生きてて、海の向こうには何も無いと
考えていたころはともかく、
今は世界中に国があり、それぞれ相互の関係性によって
人間の生活は成り立っています。

カンタンな図式で言うと
大根を専門に作っている人と、ニンジンを専門に作っている人がいるイメージ。

大根を作っている人は、ニンジン時給率0%。でもニンジンが欲しい。
ニンジンを作っている人は大根自給率0%。でも大根が欲しい。

じゃあ、お互い足りない分は補い合いましょか、
ということで、お互いの関係性が生まれてくる。

日本の自給率が低くて「40%の人しか満足に生きていない」というのならともかく、
ちゃんとみんなお腹は満たせている。

ということは、足らない分の60%を補う何かを、食料のある国に提供して、
その分食料を得ている、ということですよね。

それでもし「成り立っている」のなら、
「率」はどうでも良くて、それはそれで正しいということになるんじゃないでしょうか。

だって、今や生活や社会の必需品であるガソリン。
ガソリンの自給率なんて、0.1%ですよ?

ガソリンなんて、作物なわけでもないしもうどうしようもない。
それを手に入れるために、どうしたら価値あるものを作れるか。
そこに知恵を絞るしかない。

その「知恵をしぼる」があるから、小さくて資源が無い国でも
先進国ってカンジでやってこれたんじゃないのでしょうか。

大事なのは、目の前の数字を見栄えよくするための対症療法じゃなくて、
知恵をどう絞るかってことだと思うんですよ。

なーんか、
豊かな時代が長過ぎて、脳がなまっている感じがするんですよね〜今の日本て。

2009-09-05

新しい日本、新しい自分

政権交代ということになりましたね。

低迷する(と言われている)経済の中、
何か今までの空気を変えたい。
誤解を恐れずに言えば「何でもいいから」変化が欲しい。

そんな人々の思いが形になったのだと思います。

でも、ただその「新しい」日本に期待するだけでは駄目で、
この際ですから、自分も「何か新しい」になってみることが
大事なんだと思います。

世の中が停滞していったのは、
「普通」が蔓延しすぎたからなんじゃないかなんて思います。

給料がもらえて普通、
17時に帰れて普通、
携帯は次々に新しいものが出て普通、
テレビは面白くて普通、
等等等。

「これはこういうものだ」というのが定着しすぎると、
どんどんガチガチになって動けなくなってしまう。
「風通し」が悪くなって、お金もめぐらなくなってしまう。

それを変えていくのは、
政府でもなく、会社でもなく、
それぞれの人の心意気だったりするんじゃないかなと。

例えば朝1時間早く起きてみるとか。
いつも無視してる人に声かけてみるとか。笑

なんか、そういうものの積み重ねで、
社会の空気はがらっと変わる気がするんですよね。

僕ももちろん、新しい世の中に対するつもりで、
モノ作りしていくつもりです。ハイ。