2010-04-28
不況は変化のサインなのかも
「長びく不況」という言葉をよく耳にします。
なんかこの言葉って、「長いけど、いつか終わる」っていうニュアンスが含まれている感じなんだけど、前にも書いたように、これがもし「終わらない」んだったら、どうしたら良いんだろう?
最近考えていて思ったんですが、不況ってのは「今まで通りのやり方が通用しなくなってきた」ということじゃないでしょうか。雨が降って止む、みたいな一瞬の波よりももっと、環境そのものの変化と言えるんじゃないでしょうか。
例えば、アイスクリーム売りの人がいます。
その人はもう代々その場所でアイスクリームを売っている。
でも何らかの要因で、だんだんその地域が寒くなってきた。
最初は「今年は寒いなあ」なんて言ってたけど、
何年も何年も寒いままで、さながら氷河期のよう。
もちろん、アイスクリームは全く売れません。
アイスクリーム屋さんにとっては正に「不況」
このままアイスクリーム売りを続けていたら死んでしまう。
どうしよう・・!!
「暖かい地域に移動しようか?」それとも
「おでん屋さんに商売替えしようか・・?」
不況を「乗り切る」ってのは、
なんだかそういうことのような気がするんです。
環境に合わせて、自分自身が変化すること。
だれでも、大きな変化なんてしたくなくて、
「今」に安住したいんだけど、でもそうも言っていられない時もある。
それがこの不況だ不況だと言われる時代なんじゃないでしょうか。
ちなみに最近「最近社内がどんどん変わっていって」とか「組織改編が」とか良く聞きますが、もしかするとそういうのは会社が変化しようとしているということで、
「変化によって居心地が悪い」という今は、不況を乗り切れた後の幸せにつながっているのかも、しれませんね。
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