2010-04-08

宇宙人はいるか その2

以前「宇宙人はいるか」という記事を書いたんですが、
ちょっと新しい意見を持ちました。
(参考:こちらのブログの、ウィクラマシン教授の話から。ただし教授の話とはちょっと途中から意見が分かれますが


僕らのような生命が生まれるチャンスは、トンでもなく低い確率で、僕らは宇宙でたった1つの生命なんじゃないだろうか。つまり、地球外で別途、独自に発生した別の生命というのはいないんじゃないか?という考えはそのままなんですが、


ただこれは「僕らの発生は地球上で起こった」というのが前提の話でもあります。が、実はそれって、断言できないんじゃないかと。


僕らは小さいころから、科学図鑑やらなにやらで『原始の地球の熱く煮えたぎったスープのなかで生命のもとが生まれ・・』というふうに教わってくるんですが、ここに、もっと考える余地があっても良いんじゃないかと思ってきました。


生命の発生は地球上でなく、宇宙の出来る過程で起こったのではないか?


これはかなり僕のなかで新しい考えです。


どうせ原初の生命と教わっているものも、煮えたぎったスープと、酸素も何も無い地獄みたいな地球上での話なんですから、宇宙空間だってもう、乱暴に言ってしまえば同じような感じでしょう。


ビッグバンというのがどういう状態だったのかはわかりませんが、ともかく宇宙がものすごいエネルギーでもって誕生した。そこではもう、天文学的以上の数字で、原子と原子の(あるいはもっと小さい物質同士の)衝突が起こっていたはずです。


利己的な遺伝子という本で、ドーキンス博士が「生命は雷、熱、光、あらゆる実験道具が揃った原初の地球で、原子のあらゆる組合わせを試した結果生まれただけで、決して奇跡なんかではない」というようなことを書かれてましたが、それを宇宙にまで考えを広げれば、その「実験」に費やす時間ももっともっと取れるわけです。


そればかりか、その実験はまだ惑星も誕生していない宇宙空間のちり同士で行われていて、その生命のもとは、その後あらゆる星の「成分」として含まれていった・・と考えれば、僕の以前の論であった悲観的な「宇宙人はいないんじゃないか?」説がころっと覆り、「あらゆる星に、生命誕生のチャンスがある」ということにもなります。


ただしチャンスはあっても、環境が揃わないといけません。植物のタネがある条件下でしか発芽しないように、僕らのようなタイプの生命を生んだ「タネ」は、僕らと同じような環境でしか「発芽」しないハズです。


ということはつまり、地球外に生命がいたとすれば、僕らと同じく空気を呼吸し、重力に縛り付けられている存在である可能性が高い。


とすれば、スタートレックのように、「ビミョーに体の一部が違うが、基本は同じ感じ」の異星人同士の交流というのもあり得るかもしれませんね。

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