2010-03-20

取捨選択

今「スゴく良い」とされてるものってあるじゃないですか。
iPhoneとか、Twitterとか、もっと大きく括れば大型テレビとかパソコンとか車とか飛行機とか。

それらはすごい発明品で、「だからこそ」確固とした地位を築いたんだろう、と考えてしまいがちなんですが、実は最初からそのモノがポンと生まれたわけではありません。

それらの下には、前時代に「良いとされていたもの」の屍が累々と積み上がっていて、今あるものはその上に築かれているんですよね。

iPhoneだって、30年前にいきなりあれを発明することはできなかったハズです(まあ、SFの世界にはあったかもしれませんが、技術的な問題もありますよね)

何か新しいものが発明されると、それを横展開した派生商品が生まれてきます。
それがある程度広まり、取捨選択されることでだんだん用途が決まってくる(狭まってくる)とコストが下がり、爆発的に広がって「文化」として定着します。
しばらくそれを当たり前のように使ううちに「あれ?これ、もっと良くなるんじゃないか?」と今度はそれを土台にした新しい発明が生まれる。

生命の進化と同じように、モノもそういう
「新種」→「取捨選択」→「定着」→「新種」→「取捨選択」…
の繰り返しなんですよね。

大事な事は「歩みを止めない」ということ。
良いモノを生み出しても、決してそれに甘んじず、
つねに先へ先へ進む気持ちを常に持つ事、なんじゃないかな〜。

僕はモノを作ることで「世の中をステキにする」ことをモットーにしてはいるものの、実際はそれはもう毎日アホみたいに新しいものを生み出しては捨て、生み出しては捨て、の繰り返し。笑

これで良いのか、と思うこともしばしばですが、
きっと、これで良いのだ。




0 件のコメント:

コメントを投稿