2009-08-23

ヒロシゲブルー



水や空のブルーのグラデーションが印象的な安藤広重。

この青は、欧米では「ヒロシゲ・ブルー」と呼ばれているそうです。

すごく印象的な青で、さすが江戸!・・と思いきや、
この顔料は実は「プルシアンブルー(紺青)」という色で、ヨーロッパからの輸入品。「安価な青色顔料」として当時流行した(北斎も使用)色なんだそうです。

それが逆輸入の形で、ヨーロッパで名前が付くほど高く評価されている。
つくづく日本人って応用がうまいんだなと感心します。

そしてやはり何でも「使い方」が重要であり、
素材そのもので満足してしまうのではなく、
さらにその良さを最大限に引き出すための試行錯誤。
それが重要なんだと感じます。

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