2010-02-07

国ってなんなんでしょう

「国」ってなんなんでしょうね。

王さま(もっと小さなリーダーでも良いですが)が
「この国はワシのもの、お前ら人間も動物もワシのもの」
なんて言っている感じだったら、すごく分かりやすい感じなんですが、

現代の「国」は、それとは全然違いますよね。
(もちろん今でも王様のいる国はありますが)

私のものでもある。でも私だけのものではない。
そういうあやふやな物(=国)を運営する「政府」というものがあって、
みんなわりあいそっちのほうを見ながら生活をするわけですけど、

結局政府ってのは、公共的な事業をどうするか、
みんなから集めたお金をどうしよかいな?という機関であって、
国家を治める王様とは、かなり性格が違います。

王様は、自分の所有物である、国の人間を、
本当の意味で「守ろう」と思ったでしょうね。

でも政府がそこまで考えるというのは、
建前上そういうことは言うにしても、あまり考えられないと思います。

そういう意味では、
「会社」のほうが、むしろ王様のいたころの国家に近いのかも。

その、国的なもの(=会社)を、戦いをするわけでもなく、誰でも作る事ができる、というのが、資本主義のすごいところなのかもしれない。

つまり、「自分はこんな身分だから」などという言い訳ができない。
「王様になれたら、こうするのに」は、無い。なれちゃう。
だから否応無く王様としての力量を、測られてしまう。
逆に言うと、自動的に努力を強いられることになる。
だから、現代社会ってのはすごく伸びが大きいのかもしれない。

でもその先どうなるか、
じゃあ「全員社長」ってなったら・・
社会をもういっぺん見直すときがくるのかもしれませんね。
いや、もう来てんのかな?

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