昨日今日と、新しいシリーズのデザインをしています。
今まではロボットモチーフでしたが、
今回は動物。
何個も何個も作るうちに
出来上がったものがどんどん小さく、シンプルになっていきます。
そしてそれに対する周りの反応ももちろん素晴らしい。
「おお!ほんとだ!カモメに見える!」
「よくこれだけのパーツでできるね〜!!」
思うんですが、デザインして行く上でこの
「突き詰める」ことに賞賛が与えられるというのは、
非常に日本的なのかもしれませんね。
資源の少ない日本は、少ない材料でやりくりしないと行けないですから、
自然と、シンプルで無駄の無いデザインを作り上げてきたハズなんです。
地震も頻繁に起こり、家でも何でも「仮」であるというのが実は基本。
だからこそ、「仮である=装飾しない」という物理的な面とともに、
「今」を精神的に大事にする。
その研ぎすまされた精神で、モノをより突き詰める。
装飾的に突き詰めるのではなく、精神的に突き詰めるというか。
何も無いことを、究極の良さとする、という感じ。
僕のプロダクトは海外でも受けが良いのですが、
こういう文化的なものが、作るうちに自然ににじみ出ているんだなと。
きっとそうだと思います。
#写真は、試作の山
2009-01-20
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