2011-12-22

はっぴーらんちぷろじぇくと

19日の月曜日、
はっぴーらんちぷろじぇくとの一員として、相馬市の幼稚園へ行ってきました。

このプロジェクトは、福島の避難所へ「ラ・ムジカ炊き出し隊」として活動をしてこられたフレンチシェフが中心となって行われているもの。

避難所が次々に解散となり、自立への動きが進められる中、単なる炊き出しでは地場産業の妨げになってしまう・・との想いから、単なる炊き出しではなく、地元の小学校へ「プレミアム給食」を届ける給食支援へと舵をきり、新しくスタートしたプロジェクトです。

その日一日が特別な日になるような、特別なイベントをプロデュースされていて、前回はポニーの乗馬体験(ロバも来てました)とフレンチな給食という夢の組合わせでした。

もちろん、単においしい給食、楽しいイベントというだけでなく、そのメニューがどうして生まれたか?どんな野菜が使われているか?子供達に役立つような知識をさりげなく織り込んでいくのが、さすがのKシェフ。

さて今回は2度目の参加になるのですが、今回は私もイベントを1つ担当させていただきまして、「つのっち先生のお絵描き竹とんぼ教室」を開催させていただきました。

これは、パイプロイドの元になっている紙パイプ(『ひねもす』という商品でもあります)で作る竹とんぼに、オリジナルの絵を描いて飛ばそうというもの。

まずは白いパイプに絵をかき、自分で組み立てたものを飛ばして遊びます。

みんな夢中で絵をかき、夢中で組みたて、夢中で飛ばして・・!もう大はしゃぎ!ものすごく盛上がっていただきました。

僕がここで伝えたかったのは、モノを大事にする心。

現代ではおもちゃは「買ってくる」ものであり、作るものではありません。なので、そのモノにどれだけの価値があるものなのか、なぜ大切にしなければいけないのか、測ることができません。自分で作ったもので遊ぶ。この体験を通して、自分の作ったものへの愛情を育み、それが他人が作ったものを大事にする心持ちに育ってくれたら・・!!

思いっきり楽しんで遊ぶことを通して、いつの間にかそういう心持ちを育んでもらうような、そんなおもちゃをこれからも作っていけたらと思っています。
(もちろん、大人向けのインテリア工作でも同じですよ)

さてこの日のイベントは3本だて。
工作教室と、歌手のれな先生(http://ameblo.jp/rena-no-uta/)による歌。
そしてメインはフレンチ給食「牛肉のブルゴーニュ風」!美味しー!
みんな静かーに、黙々と・・完食!
笑顔、笑顔、また笑顔。

もうね、支援とかそんなんじゃないですよね。
この笑顔が見たくて、見るためならなんでもやりますよ!的な感じというか。

この幼稚園&小学校のT校長先生がこれまたすばらしい方でして、今回は泊まり込みでじっくりお話を聞き、すごく仲良くしていただいたのですが、本当にこの「素晴らしい友人(と言わせてください)のために、ただなにかをしたい」という、現代では薄くなりがちな、人と人との基本的な関係性をもう一度考え直すような、そんな一日となりました。

このイベントに誘っていただいた皆様、そして相馬の幼稚園の皆々様、ほんとうにありがとうございました〜!

これからも、いろんな形で関わっていけたらと思っています。







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