2010-05-31

特別講義




先日、デザインの「特別講義」ということで、
宮城大学さんにおじゃましてきました。

既に社会に出て活躍しているデザイナーの生の声を聞いてもらおう、という企画だったのですが、いやー楽しませていただきました。

会社でのプレゼンとはちがって、100%聞く姿勢というか、吸い込まれていく感じが僕にとってはとても新しかったです。

確かに学生さんたちにとっては社会は未知の世界。
僕ら既に社会に出ている人間にとっては当たり前のことも、非常に興味深く受け取ってくださいます。

逆に、僕が軽く発した言葉でさえも、僕が思った以上に重く受け入れられてしまうかもしれない、その責任感も感じつつ、僕が今まで積み上げてきたこと、僕なりのデザイン観をお話させていただきました。

これにあたって自分の中のいろんな言葉を整理し直したのですが、それがすごい収穫になりましたねえ。

学生さんたちも素晴らしかった。
ああいう学生さんたちだったら教えがいがあるなあ。
僕が学生の時はあんなに真摯に取り組んでいただろうか…?
いろいろ過去を反省する機会でもありました。笑

いやーありがとうございました!







2010-05-30

iPad

昨日、iPadを手に入れました。
いい感じですね〜!

iPhoneが出たときのような、脳みそを揺さぶられるような衝撃はもちろんありませんが、これをつかうシチュエーションというのは、僕にとっては非常に多くなりそうな気がしてます。

例えば、もともと居間で何か思いついたときにちょっと調べ物をするとか、そういう時にiPhoneを使ってたんですが、完全にその代わりになりそうです。あとベッドに持って行ったりとかね。さすがにノートパソコンは寝転びながら使えませんからね。

機能的にノートパソコンと何が違うの?iPod touchと何が違うの?という声も聞こえそうなんですが、ノートパソコンでは入り込めないところに入り込めるし、iPhoneでは約不足だった仕事もできるし、何か「ここにもコンピュータがあったらなあ…」というシチュエーションに、スポッとはまりそうな気がします。

それあ、いろいろつかっているうちに「?」なところも沢山あるんですよ。でも、第一世代のiPhoneがそうだったように、iPadもこれが第一世代。これからいろいろ良くなって行くんでしょうな。ま、重さはなんともなりませんが。笑

ともかく、今もiPadで更新してますが、今目の前にあるものは確実に未来。コンピュータがこんなふうに手の中にあるなんて!いろいろ至らない部分をどうこう言うより、とりあえずこの未来に触れて、そこから先を考えてみる。それが大事なんだと思います。

少なくとも、これが家にあるようになったことで、僕の生活はすごく変わっていくんだろうな。



2010-05-18

普遍的な美とは?

「あんた、こういう絵ってわかるの?」
先日母親に質問されて、はっとしたんです。

「絵が分かる」って、なんなんだろうか?
分かる分からないっていうのは、どういうことなんだろう。

一部の人しか「分からない」ようなもの。
それは「美」としてどうなんだろう?
「美」というものはやはり普遍的なもので、みんなが分かる分からない以前に「感じる」何かなんじゃないか?

いや、そもそも「普遍的な美」というのは、世の中にあるんだろうか。

空の青さ、花の美しさ。
うむ。換金出来ないような自然界の現象にはありそうな気がする。

では、美術やデザインの世界ではどうなんだろう?
価値ある(=値段が高い)とされる絵画は、普遍的な美を混沌の中から引っ張り出して形にしたからこそ、その価値を認められている・・のだろうか?

「普遍的な美である」ということは、どの時代、その場所の人でも、その美しさを認めることができるということ。
今現在価値のある絵が、「普遍的な美」を持っているのだとすれば、じゃあゴッホの絵は、ゴッホが死ぬ前にも高値が付いてしかるべきだ。

つまり、美術についている価値というのは「共通認識」であって、「普遍的な美」ではない。
共通認識、つまり「その絵を欲しいと思う気持ち」が集まれば集まるほど価値は上がるが、それはあるコミュニティの中での話であって、そこに属していなければ関係ない話であり、その絵に価値を見いだせない自分を恥じることでもなんでもない。

どうも美術というと、高尚な感覚でもって分かったり分からなかったりするものであり、それが分かる人は凄くて、分からない人は恥じたりすねたり、そういうものだと思われがちなんですが(「この美しさがわからないとは!」なんて言われると、自分がすごくだめな存在に思えてくるものですよね・・)

もんのすごく乱暴な解釈をすれば、「ギターが趣味です」とか「巨人ファンです」とか「Appleが好きです」とか、そういったこととほとんど変わらない・・のかも、しれないですね。

2010-05-12

田舎補給

ちょっと前のことですが、
我が生まれ故郷群馬に、家族と行ってきました。

ふだん目にしないような自然、軽やかな空気。
たまにこんな「田舎補給」も良いもんですな。




いろいろ面白いし食べ物も美味しいんですが、1つ注文をつけるとすれば、それぞれのアトラクション(?)が、もうすこし整然と並んでくれていたら・・笑
例えば中山道沿いに全部並んでるとかね。
この良さを、なんとか「産業」にできないものか・・というのは余計なお世話でしょうか。

なんてことしたら、それはそれで今度は風情が無くなっちゃうんでしょうけどね。