デザインとは何か、
デザインとは人間だけのものか?
そもそも動物と人間は違うのか?
人間社会を特別なものとして捉えず、
いち自然現象として捉えると、いろいろなものが見えてくる。
そちらを掘り下げるとディープな話になるので、また別に書くとして、それらを考えながら、最近至った答えがある。
それは、「人間は、デザインするサルである」ということ。
そもそもデザインとは何か?
世の中にモノが溢れているのに、なぜ人はデザインし続けるのか??
それは、既存のものを「もっと良く出来るのではないか?」という心が、うずいてうずいて仕方ないからだ。
このコップ、もっと持ちやすくならないかなあ?
から
あの機械を、もっと効率よく改良しよう、まで。
世の中は「改良」のモチベーションに溢れている。
今までのものより、もっと良く、もっと快適に。
「リデザイン」することこそ、デザインの本質なのではないだろうか!?
人間のフォーマット自体は、ホモサピエンス自体が完成した時からずーっと変わっていないという話がある。
例えば、縄文人の赤ん坊を現代に連れてきて育てたら、全く他の子供と変わりなく過ごせるという話もある。
今まで人類が進化しているように見えるのは、人間のフォーマットが進化したからではない。道具が進化したのだ。
そして、道具を進化させるモチベーションを持つかどうかが、サルと人間の違いではないだろうか!?
サルは木の棒でアリを取ってたべる。
そこから先、もっと何かないか!?と改良する、そこに創造力をめぐらせる。それこそが、人間を人間たらしめているものではないのだろうか。
チンパンジーと人間の遺伝子は、99%同じだと言う話がある。その残り1%に、「デザイン」がつまっている。きっとそうなのだ。
2009-05-13
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