2010-12-04

あたらしいもの

「新○○」「いままでにない○○」とか、”新しい”という言葉にはいつでもポジティブな響きがありますよね。

人類の進化(進歩?)は、道具の進化なわけですが、人々が「もっと良い生活」を求め、デザイナーがその時代時代の「新しいもの」を生み出し、その蓄積の上に今があるわけです。

こんなに新しい道具ばかり欲しがる動物ってのは珍しい、というか他に存在しませんよね多分。

もうそれこそ遺伝子に書き込まれたことなんでしょうね。この新しいものを求める欲求ってのは。

しかし、単に新しければ良い、本能のままにやれば良いかというとそうでもなく、やはりあれこれ調べたり、試行錯誤したりするのがデザイナーの日常なわけですが、

単に言葉づらの「新しい」ということだけにとらわれちゃうと、それはそれで罠にはまっちゃう気もするんですよね。

「世の中に無いものを作ろう」という気持ちはとても素晴らしいけれど、世の中にいままで無かった、ということは「必要ない」ということと背中合わせなわけで。

単なる、売れる為の刺激としての「新しい」だけを追うのではなく、それが「人類を進化させる価値がある新しさかどうか」てところを考えてモノを作る。それこそがデザイナーの正義だと僕は思います。

2010-11-16

やってきました

井の頭池に、今年も「キンクロハジロ」「オナガガモ」「ハシビロガモ」「オオバン」なんかがやってきています。あ、オシドリも。

夏の間は我が物顔で池を闊歩(?)しているカルガモは、こいつらの勢いにおされてか、冬の間は神田川のほうに追いやられちゃうんですよね。

井の頭に引っ越してきて1年ちょい。
ここの「いつも」が、だんだん分かってきました。

2010-11-07

アートそしてデザイン

「デザインとは何ぞや?」ということに対しては、
かなり明確に答えられる自信があります。

でも、こと「アートとは?」という質問に対しては、
なんだかまだ曖昧な答えしか自分の中にないのがもどかしい。

先日のデザイナーズウィークでは、デザインとともに
アートの展示もされていたりして、
それで余計に、自分のなかの答えが複雑になりそうだったんですが、

そこで妻がこんなことを言っていました
「この(アートの)展示を見て、なんかもやもやがすっきりした部分がある」

なるほど。
デザインも「もやもやの先」を提示するものです。
つまり、まだ見ぬ未来を形にすること。
(もちろん現実的には「売れるもの」に落とし込んでいくのもまたデザインですが。)

ともかく、人が、何かわからないけどもやもやしていること、
その向こうに手を突っ込んで、引っ張り出してきて
「これかい?」
と示すこと。
そういうことに関しては、デザインとアートは共通の性格があるのは
間違いなさそうですね。

だからといって「デザインとアートは同じだ」と言うつもりはないのですが、
1つ、考えのよりどころができた気がしました。

2010-10-29

好きなことをやる

「好きなことをやって生きてるなんて、素敵ですね」とお褒めのことばをいただくことがたまにあります。

もちろん、うれしいお言葉ではあるんですが、
ちょっとその言葉にいつも違和感を感じるんです。

多分「好きなこと」という部分が、いろんな意味に解釈できるからなんだと思うんですよね。

好きなこと、というのを
「好き勝手なこと」と解釈することもできるし、
「自分の正義を貫く事」という解釈もできる。

で、多くの人が思い浮かべるのは、前者のほうだと思うんですが、
実は僕が今のかたちでビジネスをしているのは、後者の理由からなんです。

そもそも、(多少の誤解を恐れずにいうと)僕が好きなのは、絵を書く事や、立体物を作ることや、キャラクターの設定を考える事ではなく、「自分がこれ、と信じる未来を形にし、それを手にとってくれたお客さんが喜んでくれ、さらにその積み重ねで世の中が変わって行く事」が好きなんです。

綺麗ごとに聞こえるフレーズだし、僕も若い頃はほんとにエゴ丸出しだったんですが、今は本気でこの事が好きでやってるんですよね。

こうやって説明するとすごくめんどくさくなっちゃうんですけど、「好きなこと」と同じくらいの短さでこの気持ちを表す言葉があれば良いんですけどねえ…

2010-10-12

やすみかた

今年の夏くらいからでしょうか。
独立して一年たち、おかげさまで忙しくなってまいりました。

忙しい、というのはつまり休みがない、土日も仕事だということで、最近の私も他の個人デザイナーの例に漏れず365日体制で仕事をさせてもらっています。

最初の頃は「ああ、次に日曜日に休めるのはいつだろう…?」なんて思っていましたが、最近はわざわざ日曜に休む必要性も感じなくなってきました。

そもそも人と違うことをやろうとしているわけですから、人と同じタイミングで休みを取らなくてもいいんですよね。

そう悟ってから、なんだか楽になってきました。
ジョギングで、自分なりの呼吸法が見つかった瞬間とでもいいますか…

つまり、毎日でも仕事はすると。
でも、毎日のなかで抜くところは抜く。

例えば睡眠不足はいろいろなものの敵ですから、睡眠時間はちゃんととるとか。
小さいお祝いごとをみつけては夜飲みにいくとか。笑

全体的なペースは速く。でも楽しく。
ということで、来年にむけてそろそろ創作意欲がむくむく…
ご期待ください。